108の鐘が境内に響き渡る音を聞いていると、『何とか今年も過ごしてこれたなぁ~』っと、感謝の思いが沸き上がってきます。『悲しいこともあったけど、お陰様で~』そんな思いを新たにしつつ、次々と聞こえてくる鐘の音の中、元旦会の行事鐘が響いてきます。そして~雅楽~読経~雅楽~。厳かの中に法要は進み、ご一緒に「讃仏偈」をお勤めさせていただきました。
ご法要に続き住職の法話。
~心静かに自己をふり返ると、煩悩だらけの自分に気づき、その愚かさにであうでしょう。(ああなりたい。こうなりたい。あれがほしい。これがほしい。あの人はいやだ。この人がいい。・・・)そんな自己中心的で『悲しみ・苦しみ』も多い私だからこそ、自分では導くことの出来ない不思議なご縁の中で、今、このご本堂に参詣されました。よくよく考えてみれば今、ここにいること自体本当に不思議なことですね。そのご縁を大事にすることが、仏教では尊い事なのです。運命を大事にするのではなく、不思議なご縁を尊びいただくのです。私のいのちもそうでした。両親だけではなく、数え切れないご先祖や、数々の不思議なご縁によって、この世ににいただいたいのちでした。そんな私が知っていることは、本当に数少ないことで、知らないことがどれほど多いことかわかりません。先ずはその自分に気づくことです。~(準備が出来ましたら動画配信します)
ご法話が終わり、お楽しみの「抽選会」とジャンケンゲームが始まりました。今年も豪華景品が用意され、番号札を見つめつつ、引かれた番号の発表に皆さん聞き入っていました。そしてお正月のお花はジャンケンゲームで楽しんでいただきました。
みごと当たった方!そして当たらなかった方!ようこそご参詣いただきました。皆さんにお年賀として、お帰りに粗品を配布させていただきました。
皆さんのお帰りになった後、境内の見回りをさせていただきました。にぎやかだった一時も過ぎて、新年を迎えさせていただいた慶びを感じつつ、お念仏申させていただきました。