一中卒業式 ~贈る言葉~

投稿日:2014年3月15日

DSC04878_edited-113日江別市立江別第一中学校の卒業式がありました。校庭はまだ雪深く、春はまだ遠く感じますが、卒業式を迎えますと春が来たんだなーと感じることです。今年の6月から耐震の関係で全面改築の工事が始まるので、この姿での卒業式も最後になるのでしょう。

196名の生徒が卒業するマンモス校なだけに、卒業証書の授与も時間がかかりましたが、娘の番が来るとやはり感動するものですね。入学当時の姿を思い起こし、三年間の大切な思春期を、なんとか曲がりなりにも終えることが出来たことを思うとき、お世話になった先生方に感謝の思いが沸々とわいてきます。

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校長先生の式辞に続き来賓代表でで祝辞は、昨年に続き二回目でしたが、子ども達が一生懸命に聞いて下さっている前で話すのは、当然緊張もしますが、感動しますね。祝辞が始まって次の言葉の時から、すすり泣く子どもが目に入ると、話している方も、つい声につまらせてしまいました。

DSC04823 悔しいことや、悲しいこと、そして誰にも話すことの出来ない悩みや苦しみも、きっとあったと思います。勉強のつらさもあったと思いますが、よくよくふり返れば、難しいのは人間関係だったのではないでしょうか。「生きてゆく」っていろんな事がありますね。そんな中、それぞれ一人ひとり、よく中学校の全課程を修了され、今日の日を迎えられました。心からあなたの精一杯の努力に敬意を表し、御祝い申し上げます。「おめでとう」 

~ 中略 ~ 

今年二月には朗読劇『いのちのいろえんぴつ』が行われました。この原作の絵本には

DSC04777  ここには十二色のいろがある

  目立たない色もあるけど

  みんながんばっている

  ひとつ ひとつ

と、十二色の色がそれぞれに描かれていました。今日一中を母なる母校として卒業される皆さんも、一九六通りのすばらしい色を描きつつ新たに出遇うたくさんの色も尊敬し合いながらいただいたいのちを、いのちあるかぎり精一杯の人生を歩んで下さい。

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 自分のいろんな事があった中学時代を思い出しつつ、思いつく中で書いた祝辞だったので、どこまで伝わったかはわかりませんが、親となってこの式に列席出来たことを感謝しつつ、話させていただきました。子供が誕生してくれたことによって、親となり15年の歳月が過ぎた今日、こころ新たに親としての喜びを夫婦であじわさせもらいました。DSC04884-1義務教育を終え今後の歩んでゆく道を思うとき、案ずる心もでてきますが、親になれた喜びを味わいつつ、子供に「ありがとう」と感謝したい思います。卒業証書をお仏壇にお供えし、お参りさせていただき、記念に写真を撮りました。

ふり返れば、私の小学校卒業式では亡くなった父が緊張した面持ちで祝辞をしていました。又、この一中の校長室の前には歴代PTA会長の写真が飾られています。その中に眞願寺の前住職の写真もありました。

DSC04877_edited-1 私も長男の小学校卒業式、娘の中学校卒業式と、今度は自分が祝辞をさせていただきました。子どもから見て両祖父になりますが、不思議なご縁の中、ご恩返しが少しだけ出来たように思いました。

まだまだ寒い日が続いていますが、まもなくお彼岸になります。21日の彼岸会には、この第一中学校の吹奏楽部が御堂コンサートに出演して下さいます。卒業式の全員合唱もすばらしかったけど、吹奏楽部の演奏もなかなか良かったと思います。楽しみですね。16日のご命日法座、そして18日より21日までお彼岸です。ぜひ是非、お誘い合わせいただき、ご参詣下さい。

16日 午後1時~3時半 親鸞聖人御命日法座

布教 金 龍 之 哉 師

 

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