去る2月4曰から5日京都西本願寺にて開催された全国佛教壮年会議幹部養成研修会に参加する機会を与えていただき厚く感謝申し上げます。研修会には、全国各教区から35名の佛壮が参加しました。北海道からは、私一人だったのが残念でありました。
はじめに、全国佛壮会会長の田中章生さんから、活動が本山主導の活動であったが、佛壮として自立していくことが、組織の活性化につながる旨の研修会のねらいについて提起されました。
続いて、中央基幹推進相談員の季平博昭さんより「宗門の基幹運動と佛壮活動の推進~活性化に向けて~」と題して講義がされました。基幹運動が目指すものとして、形骸化した宗門を生き生きしたお寺にすること、富田富士也氏の「弱音や愚痴をはいたり、聞いたりしてやり取りできる空間を私は“還る家”」にたとえ、建物が立派だけのお寺“帰る寺”(a temple)ではなく、弱音や愚痴をはいたり、聞いたりしてやり取りできるお寺として“還る寺”(my temple)に参画する佛壮活動の意義について強調されました。我家のお寺である眞願寺を自分自身どのように接していたのか、葬儀をお願いするお寺としてのお付き合い程度でなかったのか、門信徒同士が弱音や愚痴をはいたり、聞いたりしてやり取りできるお寺として“還る寺”(my temple)となるような佛壮活動に努めていかなければなりません。
その後、話し合い法座となり5班に分けられ、班ごとで(1)各佛壮活動で大変だと思うこと (2)佛壮に入ったきっかけ (3)佛壮をどうしたいか・どのような活動したいかの3点について意見交換しました。私が参加した班のメンバーは、私以外全員西日本からの参加で、殆どの方が、連研を受けられ、門徒推進員となってその後佛壮活動に尽力されている方が多くて、経験知識とも豊富な方が多かったと思います。
意見の中で、お寺と佛壮との関係が溝があったり、住職との関係でもなかなか議論がかみ合わないとの声もありました。北海道との歴史の違いも感じましたが、眞願寺での佛壮活動は、全国的には負けていないぞとの思いで眞願寺佛壮会10年間の活動について報告してきました。
夜は、参加者と壮年会議役員、組織教化部の皆さんとの夕食懇親会が開催され、昼間の法座を一歩深めた討論がされました。また、聞法会館に初めて宿泊しましたが、ホテル並みの施設で、夜も同宿のメンバーと佛壮活動の情報交換を深めることが出来ました。
今回の研修を今後の佛壮活動に生かすとともに、お寺のため門徒の皆さんのためにお役に立てるよう心がけてまいりたいと思います。
全国佛教壮年会議幹部養成研修会 平成18年2月4日~5日