三寒四温とはいいますが、今年の春彼岸は六寒一温という感じでしたね。中日も午後から雪が降り、21日は朝から吹雪でした。境内の雪もどっさりと積もったままで、御本堂正面の階段も除雪どころではありませんでした。同じ日に東京では夏日を記録し、さくらも一気に見頃をむかえたと報道されていました。北海道のさくらは例年より遅く5月20日に満開になりました。春の気分だけでもと、御本堂の佛花の真に使わさせて頂きました。
さて、20日の中日は朝から厨房で婦人会の皆様のご奉仕をいただき、恒例の「なごみ食堂」お昼の準備が始まりました。参拝者への、おうどんにおそばの無料サービスです。配膳は壮年会のご奉仕で、笑顔でお給仕いただきました。お陰様で今年もおいしくいただきました。
時を同じくして、談話コーナーでは「ロビー法話」が行われました。今回の担当は竹澤法務員でした。もちろんお話しは「男の子が昨年お陰様で生まれまして~」と、喜びのお話しでした。ほとけの子の誕生。嬉しいですね。
午後1時より満堂(約210 名)の御本堂にてお勤めがはじまり、皆さんご一緒に『しんじんのうた』をおつとめさせていただきました。
皆さんとお念佛申し、この彼岸の法要に参詣出来たこと、ご先祖に感謝させていただきました。
ご法要の最後に住職より、17 日の彼岸初日には震災三回忌をお勤めし昨年に引き続き「アッチカ」さんの追悼コンサートを開催させて頂いたことは、尊いご縁であり、宗派の実践運動「そっとつながる・ホッがつたわる~結ぶ絆から、広がるご縁へ~ 」というスローガンをもとに震災で被災されたり悲しみの中にいらっしゃる方々へ寄り添っていく取り組みを今後も続けていきたい。今後とも支援金や義援金のご協力を続けてお願いしたいと申し上げました。
また、お陰様でこの春より関西の大学に進学することになった長男郭成より、ご報告とお礼を申し上げました。
お彼岸のご法話は昨日まで佐々木重昭師がわかりやすくお取り次ぎをいただきました。中日は住職が担当させていただき、「彼岸の由来~何故お墓に参るの?他力本願って?」と題してお話しいたしました。ご法話させて頂くのは、教学の学びを深めるだけ
でなく、平素からの門信徒の皆様とのご縁や、種々の出来事に感受性をもって接することが大切だと思いますが、今回も聴いて頂く皆様のおかげで、あらためてお念佛のお心を深めさせていただきました。法話の途中から雪模様になりましたが、最後までお聴聞いただき、有難く、嬉しくおもいました。
17 日から20 日までの4日間、震災支援金の募金と賽銭の総額は164,100 円になりました。
ご協力いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。