20周年記念旅行
京都本願寺伝灯奉告法要参拝
帰敬式で前門様より法名拝受
平成28年10月23日、眞願寺仏教壮年会20周年記念事業として、本山団体参拝に1泊2日の日程で先乗りしていた宮﨑会長以下、会員・特別会員総勢10名で参加いたしました。
朝6時30分眞願寺に集合し、前坊守の見送りのもと千歳空港へ出発いたしました。午前10時30分頃伊丹空港に到着し、10人乗りのレンタカーを借り鈴木副会長の運転にて京都に向け移動です。
京都駅近くで先乗りしていた宮﨑会長と合流し、昼食をとり三千院を拝観してきました。午後3時頃京都市内に戻り、大谷本廟を参拝し眞願寺納骨堂2箇所にて、参加者全員お参りさせて頂きました。恥ずかしながら、「本山に分骨」という事はよく耳にしていましたが、今回それがどの様に行われるか知り、本廟に案内して頂いた仲間に感謝です。
夕刻ホテルへチェックインし、一休みした後全員で四条河原町の居酒屋・スナックで大宴会でした。翌日大仕事が待っていることを知らなかった私は、楽しさの余り酩酊してしまいました。
参加者の中で、ただ一人法名を頂いていない私は、翌朝帰敬式受式を申し込みしていたので、立ち会っていただける人たち数人と、5時30分にロビーにて待ち合わせの確認をし就寝しました。目覚まし時計を5時にセットしたつもりであったが、目覚めたのは5時15分で完全に二日酔いで、洗顔もそこそこに待ち合わせのロビーに行き、皆で本願寺へ出発。
午前6時からの阿弥陀堂・御影堂でのおあさじ勤行に引き続き、帰敬式が執り行われるとの事で龍虎殿にて受付をすると「札幌組眞願寺の、木村さんは、おかみそりの後参加者全員を代表して、全員の法名を前門様より拝受する役目になっています」と告げられびっくりです。作法は担当の方から説明があるとの事で受付を完了し、おあさじ勤行に参加する為阿弥陀堂へ戻り、お勤めが始まると大勢の参加者のお経の声での大迫力に驚愕いたしました。お経が終わり、御影堂へ全員が移動しお勤めしおあさじ勤行は終了。
他寺の門徒さんら10数名にてその場で帰敬式を受ける為着席し、担当者より式進行の説明を受け、法名を拝受する代表者(私)と帰敬文拝読者の紹介と作法の説明を受け開式。前門様より全員がお剃刀を受けお言葉を賜り、司会者の法名授与の言葉で、私は参加者を代表し前門様より拝受致しました。大変緊張し、はらはら・どきどきの1日の始まりでしたが、貴重な経験をさせて頂き住職を始め皆様に感謝しています。
先に出発している眞願寺団参の皆さんと12時の合流で、龍谷ミュージアムにて「本願寺と浄土真宗の名宝」を、続いて書院・飛雲閣特別公開を観覧いたしました。
12時過ぎ広島地方の、住職のお父さんの実家のお寺への訪問等を終えた団参の皆さんと合流後昼食を取り2時よりの「伝灯奉告法要」開始まで自由行動、各自本願寺内を散策。
午後2時いよいよ阿弥陀堂・御影堂にて法要が始まりました。内陣前に雅楽が2列に着席、続いて多数の僧侶が内陣に着席、御門主様の調声にて散華より始まり荘厳な法要が約1時間に亙りました。途中内陣の僧侶全員が阿弥陀様の周りを回る中に、眞願寺住職が参加しているのを発見、改めて住職の偉大さを再発見いたしました。
引き続き午後3時より「伝灯のつどい」がもようされ、大谷宗家ご一同が紹介され、ご門主様のお言葉を頂き、ご家族様へのインタビュー等にて終了。眞願寺団参の皆様と別れ帰路へ、レンタカーにて伊丹空港へ向かい空路千歳空港に無事到着解散。今回の事業にあたり、行動計画・航空券手配・ホテル予約・レンタカー予約・夕食等の予約など全てを行って頂いた、鈴木副会長に参加者全員感謝です。
副会長 釋速証(木村達)
「お西さんへ行こう」第二十五代専如門主伝灯奉告法要壮年会団体参拝旅行記
今回は、私達眞願寺壮年会の精鋭 会長宮﨑英治 副会長木村達 副会長鈴木誠 前会長萩原建興 会員の中村興治 幹事の恵美三樹男 山田豊 熊野智仁 事務局長の堀和雄 そして支部英孝 総員10名の団体参拝であった。平成28年10月23日日曜日午前6時半に、眞願寺本堂に集合、道中の無事を祈念し、お参りのあと2台の車に分乗し千歳空港へ。そこで、熊野さんと合流、大阪伊丹空港に十時半無事到着。伊丹にてレンタカーを借り上げる。車中にて、コーディネーター兼ドライバーの鈴木さんより、大原三千院参拝の提案があり、一同拍手で採択、途中前日より伝灯奉告法要協賛仏教壮年会連盟教区代表者参拝に出席の宮﨑会長の宿泊先に、お迎えに行き合流しこれで全員が揃う。全員が揃うとお昼「お腹すいたー」の声に「もう少し行くと漬物レストランがあるよ」「そこで食べよう」となる。
お店は「土井志ば漬本舗大原総本店」ぞろぞろと店内に入り「地どりの卵とじ膳定食+つけ物バイキング二十四種食べ放題」を食し「美味い」食後は、お土産の漬物を大量に購入し、三千院へ向かう。歌に名高い京都大原三千院を参拝の後、京都市内へ戻り、夕刻4時に大谷本廟に到着する。眞願寺納骨堂がある第一無量寿堂と第二無量寿堂にて全員で、感謝のお念佛と讃仏偈で、お参りさせていただきました。
夕刻ホテルにチェックイン後、夕食は四条川原町にて明日への鋭気補充を心がけました。翌早朝、木村副会長が御影堂にて、帰敬式に参加のため山田さん熊野さん私の4名で朝5時半開門の御影堂門前に集合した。当朝は、全国から22名の登録が有り皆で6時からの晨朝勤行のお参りをして、朝7時からの第二十五代専如御門主による帰敬式を御影堂後方より立ち会わせていただきました。
ホテルに戻り朝食後、堀川通りにある龍谷ミュージアム「浄土真宗と本願寺の名宝」特別展を見学後、御影堂門左手のお白州に設置された、お寺カフェ&マルシェ「AKARI」にてお茶休憩し、ご住職の到着を待ちました。
昼食会場である聞法会館二階で、ご住職ご夫妻と眞願寺団体参拝旅行団の見慣れたお顔を拝見、“地獄に仏”ならぬ“お寺に仏”で、お西さんに来て良かったなと思う瞬間でした。
「三千院に行ったの、大谷本廟もお参りできたの、向かいのミュージアムも見たの」と声を掛けられ、壮年会と住職は、子供が親に、昨日の行動を報告するようでありました。
眞願寺団参本体と合流後、阿弥陀堂前のお白州で記念撮影の後、当日は北海道教区から唯一参加した眞願寺一行が、御影堂に入堂しました。
いよいよ伝灯奉告法要の始まりです。「散華(念佛)」に始まり「正信念佛偈」に続いてお念佛二十四句とご和讃六首によるお勤めが唱えられ「回向句」まで、一気に進みました。
さらに阿弥陀様の周りで、前門様(第二十四代即如宗主様)と、ご一緒に結衆として我が眞願寺のご住職が、ご出勤されており嬉しいやら、誇らしいやら、この伝灯奉告法要に参加お参りさせていただき浄土真宗本願寺派龍谷山本願寺が、とても身近に感じられ、再度お西さんに来て良かったと感じました。まだまだお参りしていたかったのですが、伊丹空港への出発時間も近づき、残念ながら、「伝灯のつどい」の途中で退席し、伊丹空港へ向かい午後9時北海道千歳空港に到着です。夜10時すぎに、眞願寺本堂前にて無事安着のご報告をして、それぞれの家路についた。たった2日間48時間ではありましたが、内容の濃いお西さんへの旅でありました。この団体参拝に、関わられ
た全ての皆様に感謝いたします。 合掌
幹事 釋成徳(支部英孝)
伝灯奉告法要の旅
平成28年10月23日~24日、西本願寺第25代専如ご門主伝灯奉告法要のため、眞願寺仏教壮年会創立20周年記念事業の団体参拝に参加させていただきました。
私は今回の団体参拝の参加にあたり、前2回の西本願寺参拝を思い出していました。
5年前、母を亡くして約半年という慌しさの中、「浄土真宗のみ教え」もよくわからないまま眞願寺団体参拝で親鸞聖人750回大遠忌法要に行き、大谷本廟に遺骨を一部納骨し、ご住職に勧められて父と二人で受けた帰敬式のこと。
2年半前の2月、大谷本廟の明著堂から清水寺まで墓地を歩いて登ったこと。また、厳寒の朝、一人で寒さに震えながら初めて西本願寺のご晨朝を経験した時のこと。
そして今度は、仏教壮年会の一員として西本願寺に団体参拝することになろうとは・・・ご縁だったのでしょうが、夢にも思わなかったことです。
伊丹空港からレンタカーに乗り、仏教壮年会連盟教区代表者参拝のため先に京都入りしていた宮﨑壮年会長に宿泊先ホテルで同乗していただき、まず大原三千院を見学に行きました。三千院は初めて行ったのですが、京都市街から結構遠いことがわかりました。
それから京都中心部に戻り、大谷本廟の納骨堂(第一・第二無量寿堂)にお参りをさせていただきました。ご住職も法務員さんもいなかったのですが、壮年会のメンバーだけでお勤めをしたことは、忘れ難い記念になりました。5年ぶりの無量寿堂参拝であったことと、今までのいろいろなことが思い出され、身の引き締まる思いがしたことを覚えています。
夕食は、宴会も兼ねて居酒屋系のお店でおいしい料理とお酒をいただいた後、ご住職からの紹介だった祇園のお店で楽しい二次会を過ごさせていただきました。
夜遅くまで飲んでいたのですが、翌朝、副会長の木村達さんが帰敬式を受式されるということで、ご晨朝には必ず行こうと心に決めていたところ、目覚ましが鳴る前の5時にはパッと目覚めてしまいました。アドレナリンが出ていたのかもしれません(笑)
ご晨朝は伝灯奉告法要があるためか、早朝にもかかわらず多くの参拝者がいらっしゃいましたが、阿弥陀堂から御影堂へと厳かな雰囲気の中でお勤めされました。
ちなみに、今回お知り合いになれた支部さんと恵美さんと私が、三人並んで御影堂の最前列でお勤めさせていただけたことは、私にとってとても良い思い出です。
ご晨朝を済ませた後、木村さんの帰敬式に立会い、一旦ホテルに帰って朝食をいただき、龍谷ミュージアム特別展、書院・飛雲閣特別公開を見学して、聞法会館に2ルートの団体参拝者全員が集まり、法要の時間を待ちながら皆さんで昼食をいただきました。
計画どおりであったとは言え、別の旅程だった眞願寺団体参拝の皆さまと私たち仏教壮年会の団体参拝者が西本願寺で合流してご一緒に記念写真を撮り、「第25代専如ご門主伝灯奉告法要」に無事参拝できたことにも不思議なご縁というものを感じました。
私は旅行計画当初から、何かとお忙しい仏教壮年会の皆さんと団体参拝ができるというのは極めて稀なことと考えて日程を調整していましたが、出発の日まで特に大きな障害も起こらず天候にも恵まれて団体参拝に行けたことを、たいへん嬉しく思っています。
ご一緒に参加された壮年会の方々は、普段お寺でお会いする時とは違った発見が数多くあり、レンタカーで全員が一台のワゴン車に乗れたこともあって、車中での楽しい会話などを通じて壮年会会員の絆が一層深まった気がしています。
たとえ一泊の旅行でも、一期一会だからこそ意義あるものにしたいという皆さんの熱い想
いに支えられ、本当に楽しい伝灯奉告法要の旅をすることができました。 最後になりますが、副会長の鈴木誠さんには旅行全般の予約から実施の管理、さらにはレンタカーの運転までたいへんお世話になりました。心から厚く御礼を申し上げます。 合掌
幹事 釋入真(熊野智仁)