今年もあと10日ほどになりました。少なかった雪も18日から断続的に降り、境内も一面冬景色になりました。野鳥の餌台にいただいた古い青米やひまわりをやると、ゴジュウガラやヒヨドリが食べにきているようです。
さて、16日は今年最後の御命日法座でした。なんと50名以上の参拝を頂き、賑々しくお勤めをさせて頂きました。スタンプラリーを始めて2年が過ぎますが、11月12月の法座の参拝が特に多くなってきたと思います。そして来年3月までの提出ですが、ご法座終わってスタンプ帳を提出されてかれた方もおられましたが、その中で三十五座パーフェクト皆勤の方が9名もいらっしゃったようです。ありがたく頭が下がる思いです。
お勤めを終えて住職挨拶に引き続き、元法務員の御幸さんのお話がありました。開教使を目指して現在研修中ですが、9月よりハワイに三ヶ月視察研修ということで滞在してこられ、ハワイ別院における布教や活動の様子など、紹介して下さいました。日系人もたくさん在住されていますので、各宗の別院などもありますが、本願寺派のハワイ開教の歴史も1887年より始まったようです。皆さんもハワイに旅行された時は別院などにお寄り頂いたらいい記念になると思います。
ご法話は法務員の稻垣心平氏でした。9月に眞願寺に法務員として奉職され、ようやく三ヶ月がたち少し慣れてこられたようですが、持ち前の明るさと、聞き取りやすい声とゆっくり話されることもあり、皆さん新しい法務員さんに好感を持たれながら聴聞していただいたようです。
あっという間の二席の法話を私も聴聞させていただき、とても嬉しく感謝の思いで領解文を出言させて頂きました。あたたかい門信徒の皆様が、お寺に集って頂けるから、法座が勤まり、法を伝えさせていただくことができます。そのご縁によって曲がりながらも学びを深くし、いつの間にかお育て頂いている自分に気づくことです。眞願寺ではじめて法話をされた5年前の御幸さんを思い出すと、この日の姿はとてもほほえましく、そしてたくましく見えました。きっと稻垣さんもここで成長して下さることでしょう。そして私も知らず知らず、日々お育て頂いていることです。
そんな思いに更けながら、ありがたく年末を過ごし、新たな年を迎えさせていただきたいと思うことです。
ご法座が終わりましてから、いちょう会の定例会が行われました。昨年発会したこの会は、連研履修者の会で、現在20名の方がいらっしゃいます。おもな活動は、お寺の各行事や法座に率先して参詣し、お手伝い頂いていることです。
今年は5月の一般公開講座と6月7月の住職講座をお手伝いいただきました。皆さんそれぞれ反省と感想、そして次年度への思いを述べていただき、懇談させていただきました。今後も眞願寺より連研をたくさんの方が受講していただけるよう、皆さんと声かけもしていきたいと思います。