15日は、眞願寺ともご縁深い地域である篠津の長寿会の皆様がご本堂に参集され、物故者追悼法要が行われました。今年で50年の節目をお迎えになられるということで、先達のご苦労された方々を先ずは偲ばさせていただきたいということで、皆様とご一緒にお勤めさせていただきました。
ちょうど8年ほど前にも、同会の追悼法要が修行された折に、会の物故者過去帳を作りたいとの申し出があり、眞願寺で毎年記載をさせていただいています。そのご縁や、元々眞願寺の発祥の地が篠津に隣接していたこともあり、多くの方が門徒として、ご縁をいただいています。今後とも長寿会の会員皆様の生きる喜びを語り合える中間として、人と人との間を大切に絆を深めて頂ければと願うばかりです。会長の正木久雄さんはじめ役員の皆様ご苦労様でした。
また、16日は親鸞聖人御命日法座がありました。この日も70名近くの方に参拝頂き、ご一緒に証信偈のお勤めをさせていただきました。
ご講師には長沼誓報寺若院天野広道師に、2月に引き続きおひもときいただきました。ひと月前はちょうどその日にお祖母様でおられた誓報寺前坊守様が往生されたとの悲しいご一報をご法話の最後にお話しいただきました。その悲しいご縁を通して得られた事、そこからご自身を見つめられたことなどを、わかりやすくお話しいただきました。
また、お約束の長沼名産かりんとう饅頭をたくさんいただき、皆さんとご一緒に銘菓を頂戴しました。悲しみも喜びも尊いご縁ですね。
その16日夕方、眞願寺坊守の祖母である豊平覚英寺の前坊守が行年103歳にて御往生されました。お彼岸中日が終わり、葬儀となります。尊きご縁と受けとめつつ、感謝の中で手を合わさせていただきたいと思います。