投稿日:2003年9月1日
今年7月、本願寺第8代宗主蓮如上人の御真筆六字名号(南無阿弥陀佛)が眞願寺で発見された。
五百年以上の歳月を経たこのご本尊、蓮如上人がお書きいただいてから、どんな場所で、どんな方々が、どんな思いで、この六字を拝し、手を合わせてこられたのだろうか。
数え切れない多くの先人のご苦労を偲び、今、開教百二十年をむかえた眞願寺のご本堂に秋の報恩講で御安置させて頂き、遠く宿縁を喜ばさせていただきたい。
「ねてもさめても、いのちのあらんかぎりは、称名念佛すべきものなり」とおおせられた蓮如上人の声が、五百年の歳月を超えて響いてくる。
平成15年9月1日