親鸞聖人750回大遠忌法要第一期団体参拝の参加者を代表して旅行記を書いていただきましたので、ご紹介させていただきます。
参拝旅行を終えて
今年は「東日本大震災」という悲しい出来事があり「命」について深く考えさせられたことです。その中を「親鸞聖人750回大遠忌法要」参拝旅行に参加させていただきました。
1日目は当寺了正ご住職様が数年間おられたという歴史ある西山別院をお参りさせていただき、夕食には美しい舞妓さんが同席され京都の風情をあじわいました。
翌日は御影堂で全国各地から来た多くの門徒の方々とご法要を共にしました。ご法要のあとご門主様、新門様より「お言葉」があり有難く拝聴させていただきました。その後阿弥陀堂に移り帰敬式があり、13名の方が受式されました。大谷本廟では皆さんが見守るなか3名の納骨を終えました。帰りには当寺了正ご住職様と従妹様が坊守をされている浄慶寺をお参りさせていただきました。山門前の道路はかつて中仙道ということで往時が偲ばれたことです。夜は長良川で鵜飼を見学しました。暗闇の中、鵜飼舟がかがり火を照らし流れの遠くには岐阜城がライトアップされ本当に絵になる光景でした。
3日目は日本三大秘境の一つといわれる白川郷へ。深い山間の白川村に300年という歴史ある明善寺をお参りさせていただきました。鐘楼門も本堂も茅葺きで水田の側には濃紫色のあやめが咲きとてもきれいでした。飛騨では真宗寺をお参りさせていただき本堂に白いかわいい犬が何度も飛び入りしては私達を笑わせてくれたことです。
最終日は高山陣屋を見学し朝市での買物と古い町並みを散策。この旅では花も私達を迎えてくれました。水上に咲く蓮の花、白い花の山法師、手のひらより大きい朴葉。帰りには名古屋城を登り皆さんと共に楽しみました。歴史ある町や村、寺院をお参りさせていただき又帰敬式にも参加でき良い思い出となりました。
これからも銀杏の樹は本願寺を末長く見守り続けてくれることと思います。合掌
法名 釋浄行(萩原 明美)