坊守から・平成24年3月

投稿日:2012年3月1日

最近子供たちとテレビを見ていたときのことです。歌番組の中で○○年に流行った歌の映像をながす企画がありました。その日は1980年の歌手やグループのだったのでしょうか思わず「あー懐かしい♪」と口ずさんでいると、子供たちが「昭和っぽいね~」と一言。悪い意味でも良い意味でもなさそうです。30年も前なので今とは歌や人の感じが大分違うのでしょう。昭和生まれの私達は「ふるいね~」と言いましたが「大正っぽいね」とは言わなかったと思います。

10年ひと昔とは言いますが、現代はスピードと強さを重視されています。1年でもアッという間に色々なことが変わっていき私は中々ついていけません。子供たちもそんな世界を当たり前に過ごしていますが、自分を見失わないよう時々立ち止まって深呼吸してほしいです。金子みすゞさんのまなざしのように「みんなちがって みんないい」親はそう見守りたいものです。

少しずつ春が近づいてまいりました。寒くて長い冬を過ごしている私達の春は格別に嬉しい季節です。雪がすっかり解けるまでは長靴のお世話になりそうですね。

さて、お寺では春の行事が始まります。皆さまを心よりお待ち申しております。