北海道教区のAブロック(札幌・胆振・日高・函館・後志)の総代研修会が札幌全日空ホテルで7月5日~6日の二日間行われました。全体で130名、眞願寺からも7名の総代さんと住職で参加してきました。6日の開会式では眞願寺責任役員の髙間専造さんが、教区総代会を代表して、「一寺院の総代として激しい時代の流れの中で過疎過密化・少子高齢化が進む中、住職とともにお寺をどう護持していくか、新しい考えが必要だ。教区の総代会としても重点プロジェクト『東日本大震災をはじめとする災害支援』に取り組んでいきましょう。」と挨拶されました。
引き続いて蘭越町大成寺ご住職の早島理師により、『生命の選択、生き方の選択』のテーマのもと講義が行われました。移植医療、生殖医療、再生医学、そして遺伝子解析など先端医療が研究開発されていくなきかで、釈尊の説かれた「生老病死」をどう生きていくか、そして『死』をどう迎えるか、大きな課題を背負っている私であることを、深く深く考えさせられました。「死ぬことがわかっているのに、今生きている意味は?」講義の中でお話しいただいた末期医療やIPS細胞医療まで、「いのちの尊厳とはなにか?」お念仏のみ教えの中で考えていかなければならないと、つくずく観じました。
懇親会でも皆さんの話題は講義の内容について、それぞれの感想や思いなどかたりべの夕べは、あっという間にお開きとなりました。翌日は法務のため残念ながら欠席となりましたが、出席された方からは大変勉強になったと、感想をいただきました。医療と宗教、密接な関係を持って、取り組んで行かなければならないことを認識した研修会でした。
続く7日は住職が空知南組の仏教壮年連盟研修会に呼ばれ、皆さんとご一緒に学びを深くさせていただきました。午後2時半より栗沢報恩寺様ご本堂で開かれた貴連盟第一回研修会には、50名以上の方々が、各寺院より参加され、『親鸞聖人のお寺で在り続けるために』をテーマにお話しをさせていただきました。このテーマはけっこう重たいイメージの感じる方も多かったと思いますが、そこは話が進むにつれて、皆さんの疑問や学び、そして課題も出てきたようでした。
『お寺でなにしてきたの?お寺ってどんなところ?』って、孫さんから聞かれたら、どう答えられますか?あなたは家庭でお仏壇にお参りしてますか?お子さんや孫さん、皆さん念珠をもっておられますか?こんな筆問を皆さんに投げかけつつ、学んだ事です。最後の質疑では、たくさんの質問をいただきました。皆さんの真剣なまなざしの中、自問自答しつつ、お話しさせていただきました。
講演を聴かさせていただき、そのお話しの「起承転結」の流れや素晴らしさを、聞かさせていただき、自分が話すことになると、その難しさを身に染みて実感した事です。いすれにしても、学びをこれからも自問自答しつつ学びを深めたいと思います。