皆様との『ご縁』のなかで

投稿日:2017年4月13日

法務員 釋拓彌(竹澤拓弥)

 新年に入り何かとバタバタしている内にお正月も過ぎ、御正忌法要やお寺や壮年会・婦人会の総会・新年会があり、あっという間に2月も中旬を過ぎてしまいました。
そうやって流れるようにまた気付けば年の瀬になっているのかと考えると、それでは寂しいなと思いつつ,少し忙しくなってくるとまたその事を忘れてしまう自分がいます。
 もうすぐ一年になりますが、去年の3月に壮年会の創立20周年がありその祝賀会に出席させて頂き、皆さんとお酒を飲み色々なお話も聞かせていただきとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。私がお寺に奉職させていただいてからすぐに創立10周年がありました。あれからもう10年かと思い返すことです。その間に結婚し子供も生まれました。
 今年は昨年から奉職させていただいている弟と一緒に新年会に参加させて頂きました。まさか弟と一緒に参加するとは1年前には思ってもみませんでした。そして今年の12月には婦人会の創立100周年があります。90周年の時は私が奉職する前でしたが、記念誌に載っている法要や式典の写真をみると、たくさんの参詣者や来賓の方々が写っておりました。その中に私の父が写っており、しかも式典で挨拶をしている写真もありました。私は父が来ている事も皆さんの前で挨拶をしていることも知りませんでしたので、写真を見ながらそれを息子の私が見ているという何とも不思議な気持ちと色々なご縁を感じました。
 また、壮年会や婦人会の方々には日頃からお世話になっており、法要の会場の準備を手伝っていただいたり、お斉を作っていただいたり、境内の花植など沢山のことをしていただいております。
お寺での法要も壮年会や婦人会の方達がいることで一緒に準備などをしていても大変心強く思います。
眞願寺に限らずお寺というのは、そういった方々のご尽力がなければ成り立っていかないものだと思います。何かあった時には快く手伝いに来てくださいます。以前壮年会の方々とお話をしている時にいつもお手伝いありがとうございますと私が言うと、「自分のために来てるんだから、お寺に来たくて来てるんだから」とおっしゃいました、そう思っていただけることは、なにより有り難いことです。また、そう思っていただけるお寺で有り続けていく力に微力ですが今後も努力しなければならないなと改めて思いました。
 そんなことを思わせていただける壮年会と婦人会の節目に立ち会えることは、とても嬉しいことであります。12月の婦人会の記念式典も楽しみにしています。日常の生活において、気付かないうちに誰かのお世話になっているということは皆さんにもあることじゃないかと思います。当たり前だと思い知らず知らず会わせて頂いているご縁に気付き、そのご縁に感謝出来る毎日を過ごしたいものです。

合 掌

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