特効薬とワクチンがない 感染は世界中に広まり拡大する
そして私の街にも感染者は増え続ける
波は一時おさまっても また新たな波が押しよせる
未曾有の事態に 医療従事者は必死に治療に当たる
街では感染者などへ偏見と差別が生まれ
病む人は心と口を閉ざす
学校にも行けない 仕事にも行けない
人と会って語り合う事さえ出来ない
そして死に目にも会えない 大切な儀式にも行けない
どうやって生きていけばいいのだろうか
産業と経済が立ち行かなくなる
見通しのつかない世界でいのちをつないでいく
どうしたらいいのか 何が出来るのか
いずれは医学が進み特効薬が出来るだろう
それまで傍観しているのではなく 出来うる事を考えたい
「和顔愛語 先意承問(わげんあいご せんいしょうもん)」
相手の身になって和やかで穏やかな微笑みと
慈愛に満ちたあたたかい言葉を発し
相手の気持ちを慮って先んじて動くこと
人と接することが難しくなったが
電話でも メールでも リモートでも
そんな機会があれば微笑みで話したい
「いかがお過ごしでしたか~お元気でしたか~」
そんな一言から闇の中にもあたたかな光が見えてくる