報恩講を終えて②

投稿日:2020年10月28日

雨の日が続いています。昨晩からも時々雨が降ったようですが、今日(10月27日)は「冬囲い」と言うことで声を掛け合い門徒さんが朝から作業をしていただきました。

日中、雨も少々降りましたが夕方までかかり低木の「冬囲い」をしていただきました。いつもご奉仕ありがとうございます。

 

境内の紅葉も日々色濃く染まってきました。これから落ち葉はきも本格化しますね。

28日、いよいよご法要です。お昼を過ぎると参詣の方が来られると、先ずは消毒、そしてお名前を記入いただき、冊子・マスク・お茶を差し上げます。

 

法要15分前よりライブ配信のスタート。まだまだ慣れていないので、最終確認をします。

司会は木村弘総代。いつもありがとうございます。準備も整い13時半より初逮夜法要が修行されました。導師には初めて当寺住職の息子廓成氏が勤めました。現在は大坂堺市のご寺院に奉職し、日夜法務に勤しみ、学ばさせていただいています。この日は自坊の大切な行事と言うことでお休みをいただき、今年は親子(寺族)そろっての報恩講をお迎えしました。緊張の中、眞願寺で記念すべき初めての導師となり、作法を一つ一つ丁寧に動作し、右側には父が、左側には妹がそれぞれ出勤しました。廓成氏の発音、門信徒皆様ご一緒に大きな声で「十二礼」をお勤めしました。

 

参拝された御門徒からは「とても嬉しく感動しました。」と感想をいただきました。

 

法要後続いて「御伝抄」の拝読がありました。今年は時間短縮と言うことで上巻の一段と下巻の六段七段を朱蝋の灯の中、住職が拝読しました。参拝された皆さんも冊子をご覧になられながら、拝聴されていました。

 

 

続いてご法話です。大坂吹田市大光寺前住職清岡隆文師に三日間のご縁をいただきました。4年前よりお約束をいただき、皆さんとご一緒に聴聞出来る日を楽しみにしておりましたが、コロナ禍の影響で、来ていただいていいのか、そもそも報恩講を三日間も行ってもいいのか。等々、悩みましたがこのときを迎えられて本当に感無量でした。

清岡先生のお話は、非常に端的にわかりやすく、仏教の基本的な事から親鸞聖人の後生涯を通して、お念仏をいただける事の喜びを伝えてくださいました。

 

一時間のご法話もあっという間に終わり、初日の終了となりました。ご法話の後、報恩講のお荘厳について、皆さんより質問もたくさんいただいたそうです。

ご法要も終わり皆さんをお見送りしていますと、多くの方が親鸞聖人の石像に一礼されてお帰りになられています。有り難いことです。自然とお念仏があふれてきます。

一夜明け29日は午後1時半からの大逮夜です。12時半には集会鐘(梵鐘)が打たれます。

10分前にはご本堂にある大太鼓が河合弘美総代により打ち下ろされ、お扉が開き、ご法要直前の合図です。

その頃御法中(ご寺院)へご挨拶と法要についての説明が行われます。

この度の出勤ご寺院は、厚別安楽寺様・当別勝圓寺様・石狩光明寺様でした。ご出勤ありがとうございました。
いよいよ行事鐘が打たれ、雅楽の演奏(CD)が始まり、僧侶が入堂、最後に導師が入堂され、親鸞聖人前で焼香し、正面に赴かれ御本尊に三礼し礼盤に登ります。大逮夜は相焼香の厚別安楽寺ご住職の御導師でした。

親鸞聖人が七名の高僧とたたえられたお一人で、中国の曇鸞大師が書かれた「讃阿弥陀仏偈」の一節「十二光讃」を皆さんとご一緒にお勤めさせていただきました。

 

 

法要後に本来であれば4月の降誕会で行う予定だった、「スタンプラリー表彰式」が行われました。一年間三十五座の法要行事に三十座以上の出席で金賞二十座以上で銀賞、十座以上で銅賞と、それぞれ住職よりバッチが、総代より記念品が贈呈されました。

 

昨年は金賞13名、銀賞21名、銅賞15名で49名の方々が表彰されました。皆さん本当におめでとうございました。

その中で6年連続金賞で、特にパーフェクトの皆勤の方がおられました。本当に大記録ですね。この日にご紹介をと思いましたが、今年の8月に御往生されました。体調を崩されているとは伺っておりましたが、お盆の時にはお寺にも参拝され「報恩講にはお参りしたい」と申されていたので、お同行皆様と寂しさを分かち合いながら、偲ばさせていただきました。

引き続きのご法話は清岡隆文先生です。親鸞聖人のご和讃「弥陀の名号となえつつ~」をいただかれ、報恩講をお勤めする事の大切さをお話しいただきました。そしてご法話を聴聞したら、普段の生活にいかして、みんなそろってお仏壇に参る様にしましょう。とお呼びかけくださいました。

 

第二会場でも参拝聴聞されている方もいらっしゃいましたし、多くの方がYouTubeやInstagramのライブ配信をご覧になりました。場所は違っても、ご一緒にご縁にあっていただけることは、とても意義深いことと思います。この報恩講はじめ配信した動画はこのHP右上よりご覧いただけます。是非ご利用ください。

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