紅葉と同時に落ち葉はきも忙しくなります。境内では院内はじめ御門徒の方も時々来られてはご奉仕いただいています。今日はまさや法務員が朝早くから一生懸命です。
広葉樹と針葉樹のバランスも自然界の環境には大切なことと報道されていました。管理されている山林や防風林など注意して見ると針葉樹が多いようですね。
境内にある「マルメロ」の実を先日の雪囲いの時にたくさん収穫してもらいました。今年は豊作のようです。「西洋かりん」とも呼ばれ、見た目がかりんに似ていて、熟すと果皮が明るい黄色になりよい香りが漂います。生食には適しておらず、果実酒やハチミツ漬け、ジャムなどに利用されます。11月2日の婦人会常例法座の時に皆さんに差し上げたいと思います。
さて、9月30日報恩講最終日は午前10時より満日中のご法要、導師は当寺住職が礼装第一種の七条袈裟にてお勤めしました。
親鸞聖人の御遺徳を偲び、参集いただいた皆さん、そしてライブ中継でお参りいただいている方々とご一緒に、報恩感謝のお念仏を申させて頂きました。
なんと言っても世界中がコロナ禍の中で、大変なご時世となり、そのさなかであり三日間勤めることが出来るか不安の中で始まりました。例年通りとは行きませんでしたが、住職としても年間行事の中で一番大切な報恩講の満座を寺族・院内、そして総代役員がそろって何とか迎えることが出来たと思うと、感無量の中でお勤めさせて頂きました。
法要も終わり遠路はるばる大坂よりこのご時世に御出向いただいた清岡先生、そして相焼香安楽寺様・会奉行勝圓寺様・深いご縁の光明寺様に御礼申し上げさせて頂きました。
安孫子責任役員より参詣頂いた門信徒の皆様に「コロナ禍の中で自粛をせざる終えないなかで過ごしておりますが、清岡先生のお話をいただきますと、阿弥陀如来の本願は必ず私に届いているということですから、とても力強いことであります。世の中のあり方も少しずつ変わっていくのかと思いますが、お寺ではこれからもなるべく皆さんと集まれる機会を作っていきたいと思いますので、どうぞお参りください。」とご挨拶がありました。
春の叙勲で旭日単光章を受賞された眞願寺総代の宮﨑英治さんへ宗派より褒賞が届きました。眞願寺門信徒からの記念品とご一緒に伝達式が行われました。これからも社会貢献とともに護持運営にご尽力頂ければ有り難く存じます。
さて、清岡先生の最終日ご法話では、親鸞聖人の和讃「五濁悪世のわれらこそ金剛の信心ばかりにて」を引用され「念仏の息絶えおわんぬ」と御伝抄の一文をわかりやすくお解きくださいました。詳しくは右上の過去ラブ配信動画からYouTubeでご覧ください。
ご法話も終わり領解文をご一緒に出言させていただき、お扉を閉じさせて頂きました。来年の報恩講の時どんなご時世になっているか想像もつきませんが、一日一日「いのちまいにちあたらしい」とお念仏とともに感謝して過ごさせて頂きたいと思います。