佛教壮年会は、平成8年2月に結成され10年の節目を迎えました。ご住職及び総代、婦人会の皆さんのご指導により、お寺とともに歩んだ10年でありました。日頃お寺といえば葬儀・法要等でのお付き合いにとどまっていましたが、壮年会結成により浄土真宗とのご縁をさらに深めることができたところであります。
創立10周年を記念して、記念事業が行われました。当日はお彼岸の中日にあたり、春季彼岸会満座法要に引き続き記念事業が催され、壮年会会員の皆さんはもとより、門信徒の皆さんの多数の参加をいただきました。
- 春季彼岸会住職法話・満座法要
- 法話は午後1時から・法要は法話終了後引き続き
- 特別講演
- 3月21日(火)午後2時30分から・眞願寺本堂にて
テーマ「報恩感謝-人に子どもに光あれ」~あなたに還る家がありますか~
講師:子ども家庭教育フォーラム代表・富田富士也さん - 記念式典
- 午後4時30分から
- 記念祝賀会
- 午後5時00分から
眞願寺佛教壮年会会長挨拶
眞願寺佛教壮年会は、平成8年2月、会員73名、初代会長に安孫子建雄氏を選任し発会し、お寺とともに歩んだ10年でありました。現住職をお迎えし、瑞江坊守様とのご婚儀、本堂の落慶法要等を通して、新しい住職を盛り上げ、青壮年の横のつながりを大切にしようとの提案により平成7年10月に準備委員会を設置し、当時札幌で開かれた第12回全国佛教壮年北海道大会に準備委員全員で参加し、発会に向けた準備を進めました。
この10年は、ご住職様、坊守様、前坊守様、総代各位、佛教婦人会の皆様の温かなご理解とご協力の賜とお礼申し上げます。
平成20年にお迎えする当寺の開教125年慶賛法要のスローガンにありますように「未来に受け継ごう このお寺を お念佛のともしびを」をテーマとし、役員・会員一同で護持発展に努めていきたいと思います。
なお、記念式典にて、記念品として「御代前菊輪灯一対、ホワイトボード一台」を贈呈しました。
眞願寺佛教壮年会
会長 萩原 建興
眞願寺佛教壮年会萩原建興会長の挨拶と記念品贈呈
特別講演・報恩感謝-人に子どもに光あれ-「あなたに還る家がありますか」
富田富士也さんは、子ども家庭教育フォーラム代表をされ、幼児教育から青年期までのカウンセリングを中心として相談員・教育福祉臨床を目指す人たちの育成に携わり全国的に活躍されています。
浄土真宗ともご縁が深く、全国での講演活動、本願寺出版からも多数の著書があります。昨年、6月の名古屋で開かれた佛教壮年東海大会にて先生の講演を拝聴し、是非とも創立10周年事業に講演をお願いしました。
当日は、エネルギッシュな講演に参加者一同感謝したところであります。また、先生の書籍の販売を行い、先生直筆のサインを記していただきました。
富田富士也さんの講演とサイン会
富田富士也さんのご紹介
- 主な役職
- 子ども家庭教育フォーラム代表・文京学院大学生涯学習センター講師・日本外来精神医療学会常任理事・日本精神衛生学会理事・日本学校メンタルヘルス学会運営委員・全国青少年教化協議会評議委員
- 経歴
- 1954年静岡県御前崎市出身。総合労働研究所に勤務しながら、教育相談ボランティアとして10年間活動。その後、相談活動を生業にし、民間の青少年相談援助機関を開設する。そして現在は幼児教育から青年期までのカウンセリングを中心として相談員、教育・福祉臨床を目指す人たちの育成に携わっている。若者たちの人間関係づくりをネーミングとした「引きこもり」は社会的な反響を呼び続けている。さらに自己肯定感を語り込む「還る家」「せめぎあって、折り合って、お互いさま」の心は老若男女を越えて共感の輪を広げている。
- 現在は、特に相談室を訪れる若者の声を聞き続けるなかで、幼児期からの「コミュニケーション」の育ちに関心を深めている。そして、カウンセリングの”専門性”を高めることよりも日常・生活化をすすめる「コミュニケーションワーク」の普及につとめ、NHK教育テレビにて「寅さん的コミュニケーションのすすめ」として再々放送されました。また、「カタルシス(浄化)カウンセリング」の取得を目的とした参加型のワークショップ研修会も各地で開催され、学びの輪を広げている。
- 主な著書
- 「報恩感謝 開かれたお寺」(北水)
「還る家をさがす子どもたち」(東山書房)
「子どもの心が聴こえますか?―バーチャル時代の子育て3つのキーワード 」(ハート出版)
「ねぇぼくの気持ちわかって―カウンセリングの心」(法蔵館)
「お父さん、お母さんこっち向いて」(本願寺出版社)
他多数
記念式典および祝賀会の風景
参加者全員で記念撮影
お彼岸の中日にあたり記念事業の前に、午後1時より春季彼岸会住職法話が行われた。
当日は、大変お忙しい中、記念事業にご出席を賜り厚くお礼申し上げます。10年間の思い出話など盛り上がった記念事業とすることができました。今後も壮年会一同護持発展のため努めていく所存でございます。(住職記)