かっくんの仏事あれこれ 令和6年9月

投稿日:2024年10月2日

良くこんな質問をされることがございます。
「法名と戒名って何が違うの?」そして臨終のお参りに行った際には、
「戒名を付けたいんですが…。」と。
 もちろんどちらも仏教徒としての名前を表す言葉ですが、浄土真宗では「法名」、他宗では「戒名」といいます。戒名というのは、厳しい規律(戒律)を守りながら仏道の修行をする人びとにつけられる名前なんです。
 浄土真宗では、戒律の一つも守ることのできないこの私たちを、かならず救いお浄土へ迎えるという阿弥陀様のはたらき。それを「法」とよび、その法のなかに生かされている私たちがいただく名前を「法名」といいます。
 つまり亡くなった者の名前ではなく、念仏者として生きる者の名前です。

☆ 「法名」は仏法に帰依し釈尊(阿弥陀様)の弟子となった人の名前
☆ 「法名」は「釋○○」の二字
☆ 「法名」は「帰敬式」を受式して本願寺住職(ご門主)からいただくもの
☆ 「法名」は生きている間にいただくもの


 本山で帰敬式を受け、本願寺住職(ご門主)から法名をいただくのが本来の形です。しかし、帰敬式を受けずに亡くなられた場合に限り、お世話になっているお寺の住職から「釋○○」という法名をいただきます。
 本山には中々行くことが出来ない方。北海道内でも年に何度か帰敬式を受式する行事が行われています。お寺からその都度ご案内をさせて頂きますので、いつでもご相談ください。
石堂 郭成(釋 廓成)

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