4月8日の釈尊降誕会(花祭り)は、横殴りの強風のため、毎年行われている山門にご安置して灌仏(甘茶をかける)いただくのは、御本堂で行われました。天候不順というか大雪に見舞われた今冬の江別でしたが、春になっても春らしい日が少ない様な気がします。そんな中ではありましたが、皆さんそれぞれお参りにおいでいただきました。
午後一時頃、お集まりいただいた皆様とささやかな灌仏会を行い、釈尊のお誕生を御祝いいたしました。しかし、例年この時期はお天気が悪い日が多いように思います。春の北海道は、なかなか安定しませんね。
そんな境内ですが、何とか雪どけも進み、アスファルトや土も少しずつ見えてきました。水仙やチュウリップも芽を出し、お日様の光を浴びて瑞々しく輝いていました。
さて、当寺で開教125周年事業として編集され、この1月発行されました「ともに歩む・開教125周年記念誌」も、門信徒の皆様に大変よろこんでいただき、昔をなつかしくふり返っていただきながら、読んでいただいているようです。編集には三年半という長い月日がかかりましたが、お喜びいただいた声を聞くと有難く思います。その記念誌には江別市史にも大きな関わりがある事柄も多く、皆様から注目していただいているようです。 それも編集委員長の髙間和儀氏の膨大な資料と当寺の寺史を研究し、萩原英一氏の執筆や木村弘氏や鈴木彰氏のおかげにより、すばらしい寺史になったと思います。先日江別市にも三冊寄贈し、副市長に直接お渡ししました。何かのお役に立てればと思います。
さて大雪に見舞われた今年の冬でしたが、御本堂の正面の赤松の枝が折れてしまいました。大雪に備えて枝をつっていただきましたが、重さに絶えなかったのか、縄ごと折れていました。北海道の大木は松にかぎらず、みな風や雪で形が変わり、自然の力強さを感じる樹木が多いように思います。
さあ、雪どけが進む中、14日から16日まで春季永代経をお勤めさせていただきます。どうぞおそろいでご参詣下さいませ。