老眼のメガネを愛用し十年が過ぎた。四十代後半から見づらくなり、五十歳を過ぎてからは常にお世話になっている。最近は遠近両用メガネを愛用してるが、読み書きやデスクワーク、家の中や会議、車の運転など、時間や場所によりその都度かけ直した方が見やすい。ただでさえ老いのど真ん中、年々焦点が合わなくなるし、メガネの数も増える一方である。
物事をありのままに理解し受けとめることは難しい。どうしても私の見方や都合が加わると、本当の姿を見損ねてしまうのだろう。ちょうどよくみえるメガネに私の思いや希望が色となって付いているようなものだ。そして色の付いていることすら気づかずに物事を判断し、言動している私がそこにいる。
最近、人の悪いところが見えたり聞こえたりすると、腹が立ったり怒ったり、自分は『ああなりたい・こうなりたい』という自己中心の欲ばかりが言葉や行動になってしまう。私利私欲の濃い色がメガネに付着しているからだろう。先ずは老いるとともに濃くなっている色メガネをかけている私であることに気づいて、仏様に出遇って法を聞いて、少しでも透明になるよう心がけたい。
メガネ
投稿日:2025年3月25日