初参式(赤ちゃんの初参り)に続き午後1時より親鸞様のお誕生をお祝いする降誕会が行われました。
私がお念仏のみ教えに出遇えたのも、近くには亡くなってゆかれた方々をご縁としてと言う方が多いと思いますが、そのルーツをたどれば、親鸞聖人のご誕生のご縁と、いただく事が出します。
親鸞聖人がご誕生いただいたからこそ、お念仏のみ教えに出遇えたのであり、そのお誕生をお祝いすることは、秋の報恩講とともに私たち真宗門徒にとってもっとも大切な行事であります。
きれいに清掃おみがきしていただいたご本堂では、打敷が敷かれ、赤いツツジが添えられた豪華な仏花が立てられ、お供物も(餅・菓子・果物)とたくさんにお供えされました。そして赤いローソクをともし、ご法要をお迎えしました。
ご法要では、向かって右脇壇にご安置されている親鸞聖人に先ずは導師が御焼香し、登禮盤ののちお勤めがはじまります。お勤めは皆さんご一緒に「正信偈」を拝読し、親鸞聖人のご遺徳を偲びつつ、お誕生されたことを、皆さんとご一緒にお祝いさせていただきました。
ご法要が終わりますと、住職と髙間責任役員のご挨拶があり、護持会会費ご進納のお礼と、開教125周年の記念誌発行できたお礼などお話しさせていただきました。
さあ、お待ちかねの御堂コンサートです。このコンサートもお彼岸の「アッチカ」さんと一緒で近年恒例になりつつあります。おなじみの秩父別常楽寺ご住職山本徹浄師にお願いし、ご法話の前座に御本人のもうひとりの顔である本格的な歌手として、すばらしい歌を披露していただきました。今年も「念佛」や「和讃」などの仏教賛歌をはじめ、「青い影」や「ハナミズキ」などを熱唱していただきました。
その模様をYouTubeにアップしましたので、是非ご覧下さい。(青い影)
お陰様で今年も春の行事がこの降誕会でひと区切りとなりました。3月16日の親鸞聖人御命日法座にはじまり、17日には震災三回忌法要・追悼御堂コンサート、引き続き三日間の秋季彼岸会、23日には一般公開の朗読劇鑑賞会「チーム一番星」さん、4月に入り8日は釈尊灌仏会、14日~16日は春季永代経、18日に清掃おみがき、そして21日に初参式・降誕会と続きました。
ご来寺、ご参詣いただいた皆さんとお会いでき、笑顔を拝見出来ましたこと、何よりも嬉しいことでした。始めてお会いした方、数え切れないほどお参りいただいている方々、そして大事なご法話や、歌、朗読劇など、ご協力いただいたすべての皆様に感謝申し上げます。眞願寺の山門には扉と敷居はありません。どうぞまたお越し下さいませ。