5月12日より14日まで、総勢13名の参加で順調にそして充実した旅となり思い出深い縁にお遇いでき、とてもありがたいことでした。
私は、昨年7月1日第25代専如ご門主様札幌別院ご巡拝の際、ご住職をはじめ多くのご門徒さんと参拝させていただいた時、ご門主さまの凜とした清々しいそのお姿、そのお言葉に深く感銘を受けました。このことが、この度のご縁をいただいた動機の一つとなりました。
初日は笠羽さんの車にて途中宮崎さん宅にお寄りして新千歳空港に到着し、団体カウンター前に全員集合の後、ご住職のごあいさつがあり一路大阪空港に向かいました。
大阪・伊丹からバスに乗り、法会館に到着し昼食となりました。皆さんあまり疲れも見せず境内を散策し、集合写真撮影のあといよいよ「伝灯奉告法要」の時となり「御影堂」に案内され指定の席に着きました。
ご法要では、御導師をお勤めいただいたご門主様とご一緒に、ご住職も内陣に出勤されました。その内陣は、目を見張る如く壮大で厳粛な荘厳であり、私は身も心も緊張の中、法要の様子を拝見し外陣で参拝させていただきました。
法要のあと、ご門主さまとお裏方さまやお子さま、そして前ご門主さまと前お裏方さまもご一緒においでいただき、緊張の中にも温かさと和やかさが醸し出され、さらに身近に感じさせていただいたことは私だけではないと思います。
「伝灯奉告法要」を終え、私は行動を別にして「帰敬式」をこの度ご一緒に参加いただいた南幌妙華寺様の川平さん濱田さんと受式しました。ご門主さまより「おかみそり」をいただくその瞬間、目を閉じ「無」にしていましたが、今より何かが‶変わった”と思いました。‶ありがとうございました”と。
終了後、ご住職より「法名」を拝受し、「おめでとうございます。お仏壇内に納めておいてください。」とお言葉をいただきました。
その後、宿に入ってから徒歩にて二条城前を通り、平安京最古の史跡といわれる‶神泉苑平八”にて京懐石を頂きました。ここから住職のご長男郭成さんとご長女の礼華さんも京都に在住されているとのことでご一緒し、従兄弟の伊澤沙羅さんも本願寺に奉職されているとのことで、若い三人の方もご縁をいただき、自己紹介とスピーチ等楽しいひとときとなりました。
2日目は「大谷本廟」で親鸞聖人ご廟所の明著堂や無量寿堂にある当寺の納骨壇に参拝させていただきました。
その後、蓮如上人ゆかりの聖地「山科別院」にて参拝。約100メートルはなれて「蓮如上人御廟とお土塁跡」を参拝させていただきましたが、団体参拝旅行としては初めてのことと伺いました。
バスにて京都駅前にて降車、自由散策となり私は宮崎さんと昨年4月オープンの京都鉄道博物館を見学、国内最大といわれるその規模はすばらしいことでした。
夕食のあと、本願寺花灯明~夜の参拝・特別拝観~は、ライトアップされた建物内外は日中とは全く異次元そのもののように私たちの目に焼き付き、多くの国宝や重要文化財は第一級品であると思いました。また、設置された「竹あかり」は熊本復興支援を目的として作られたものでした。
最終日は大阪へ。落語家といく「なにわ探検クルーズ」で、安治川から東横堀川、堂島川に至る35本の橋2つの水門をくぐり、川面から見る大阪市内のロケーションは1時間半の楽しい船旅でありました。
道頓堀で昼食後、なんばグランド花月近くを散策して大阪空港より新千歳空港に到着。ご住職よりご挨拶があり、全員元気に旅を終えたこと、御礼と感謝で帰宅いたしました。
お寺からその後、多くの写真とメッセージが届き改めて思いをいたしました。旅行の説明会のとき、ご門主著「ありのままに、ひたむきに」は何度も目をとおし、その時々の思いを馳せている自分があります。
既に五十回忌を終えた両親や兄が叶わなかった本願寺に私が代表してご縁をいただいたことでありました。このようなご縁に出合わせていただきありがとうございました。
これからは、札幌組で開催している「れんけん」に出席して精進してまいりたいと思います。 合 掌
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 釋 厳顕(北喜伸博)