新型コロナウイルス感染症により多くのお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。罹患されている皆さまに心よりお見舞い申しあげます。そして日夜高い感染リスクにさらされながらも、懸命に治療・対策にあたられている医師、看護師をはじめ医療に従事されている多くの方々に深く敬意と感謝を申し上げます。
眞願寺では門信徒皆様に福岡教区鞍手組が出されたポスターと春の彼岸にご法話いただく予定だった佐々木重昭師に法語を書いていただき配布させていただきました。心より感謝しご紹介させていただきます。
誰が想像したでしょうか。新型コロナウィルスの蔓延で全世界が大変な様相を呈しています。このウィルスで罹患され、お亡くなりになられた方々そして、今も重篤の方々に衷心よりお悔やみとお見舞い申し上げます。
「直面する最大の敵はウィルスではない。最大の敵は我々を対立させる差別である」という衝撃的なインターネットの記事を見ました。
例えば、「中国人は来るな」という京都の電柱に貼り紙。「中国人はアジアの病人」というアメリカの日刊経済新聞の記事。「中国料理を食べなければ何も心配することはない」という歌を創り、放送したオランダのラジオ局等々。
新型コロナウィルスの差別は、突然出てきたものではなく、日頃の差別から起こるという社説を目にしました。
さて、このような事実に、お念仏を頂戴する私たちは何を学んでいけばいいのでしょうか。
そのヒントを示唆してくれるのが『あなたと不安を共にしたい』というポスターではないでしようか。
阿弥陀さまの光をあおいで、”助け合い” “敬い合い” “譲り合い”
この3合いは、阿弥陀さまの私たちに差し向けられた切なる願いと戴きたいものです。
念仏者一人ひとりが、全身の毛穴を耳にして澄まし、深い敬意をこめて、その想い、願いを聴きとっていきたいものです。
「他者がいて自分もいる」
この事実は、わたしのいのちが如来の中にいるという自覚から生まれることを、深く味わいつつ、一日も早い新型コロナウィルスの収束を願うことです。合掌
本願寺派布教使 茂尻常照寺住職 佐々木重昭
多くの皆様に
今だからこそ、私たち念仏者が発信すべき事ですねー
大切な事です♂️