しんちゃん便り No.4

こんにちは!法務員の稲垣です! 皆さんいかがお過ごしですか?

 『猛暑でみんなスローモウション』。お盆参り中、車内から道行く人たちを見ながらこんな言葉が浮かびました。電気屋さんのエアコンが飛ぶように売れ、ついに扇風機が品切れになるという今年の夏。本当に暑かった…。『マスクでお盆参り』も今年で2回目。何処のお宅でも、お茶をご遠慮させていただき、会話も「お変わりないですか?」「暑いですね」「お大事に」くらいしかできず、なんとなく前みたいに皆さんとゆっくりお話しがしづらい状況が続いています。
 そんな中、いつも月忌参りで伺っている電気屋さんを訪ねました。「おう兄ちゃん!先に上がっててくれー」と、馴染み深いあの響く声。その声の主であるご主人は別のお客さんの応対をされ、仏間には奥様が一人でいらっしゃいました。お参りが終わり、これで失礼します…と言いかけたその時。「ダメだー許さんぞー!!座れー」といつの間にかお店から戻っていたご主人がソファを指さし、笑みを浮かべ仁王立ち。その勢いに負けて私は咄嗟に「ハイ!!座らせていただきます!!」と言って笑ってしまいました。お経をあげてハイサヨナラじゃダメだ、少し話していけ、とご主人の笑顔がそう言っているような気がしました。座ると、いつもの世間話し。「寺のみんなは元気か?」「実家の父ちゃん母ちゃんに会ってるか?」「月忌参りは大変か?」と。
 このご主人から、自分の話しは一切出てきません。その一言一言が、お寺のみんなや私を心配して下さっている言葉なのです。そして、いつも、変わらず。私はこのご主人が大好きです。
 「またなー!」。ご主人の変わらない笑顔と声がいつまでも胸に響きます。
 寺報響50号によせて、なもあみだぶつ。

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