1月22日(日)午後1時より、眞願寺本堂にて門信徒総会がおこなわれました。足もとの悪い中ではありましたが、総代・各役員・壮年会・婦人会・地区世話人、そして門信徒の皆さんにご参集いただき、眞願寺護持会の運営、予決算について審議されました。
総会に先立ち、先の本山で行われた「御正当法要」で『御法楽献詠』が行われ、当寺の衆徒鈴木彰氏の和歌が選ばれたことを発表されました。その和歌を詩吟の師範を持つ木村弘総代が吟じ皆さんに披露されました。鈴木氏も「皆様のお陰で」と挨拶され、眞願寺より記念品が贈呈されました。
『念佛を 称うる声の 弥増して
親鸞さまの 御座す御堂に』
住職と髙間専造責任役員のご挨拶では、昨年は親鸞聖人750回大遠忌法要の年でありましたが、3.11の大震災の大災害、そして原発事故による多大な人災や、各地でも災害がみられ、いまだ悲しみの中で過ごしている方がたくさんおいでになられることを申し上げました。その中での大遠忌は、その多くの皆さんに寄り添い修行され、この大遠忌の満座法要である、1月16日御正当法要後に発付された御門主様の『消息』にも、「原発は仏教から見ても大きな問題」と述べられ「自然の調和を破り、後の世代に大きな犠牲や負担を強いることになりました。これは肥大した人間の欲望のもたらしたところであります。」と問題を定義されました。その内容を1月15日の大逮夜法要後お言葉として述べられた御門主様・新門さまの模様を動画で、皆さんにご覧いただきました。又、「新たなはじまり」として宗派と本山の機構改革がこの4月より行われることになっているが、「宗法」の改定にともなう宗則の整備が遅れている事など、ご報告いたしました。
総会では23年度の事業報告決算と24年度の事業計画予算などが審議され、満場一致で可決されました。また、近年の少子高齢化や核家族化の影響もあり、「お寺ばなれ」が進んでいる事が総代会などでも議論されたことが報告されました。特に法要儀式(年忌法要・葬儀など)を葬儀社のホールや会館・ホテルを利用される方が増加し、お寺で意義ある儀式をおこなう方が急減していることは、残念なことです。便利さだけを重視するのではなく、その儀式をお寺で行うことの意義と、門信徒の皆様の護持会費で運営されているすばらしい施設をもっと利用していただけるよう、PRしていただけるようお願いしました。
総会では人事について、諸般の事情により会計監査の髙間和儀氏をはじめ9名の地区世話人が退任され、新たに監査には高柳哲弥氏が、9名の方が地区世話人にそれぞれ委嘱されました。
総会後の新年会では安孫子建雄総代の乾杯によりはじまり、婦人会役員で作られた『豚汁』などがふるまわれ、出席されたすべての方に景品が抽選で贈呈され、最後に住職賞(大遠忌記念切手や色紙・法要記念華芭など)がジャンケンゲームで10人の方に贈呈されました。新年の楽しい一時を、過ごさせていただきました。
皆様、今年度もどうかよろしくお願い申し上げます。
総会で配布されたパンフレットです。葬儀についてはHPでもご案内しています。こちらをご覧下さいませ。