暴風雪お見舞い 眞願寺の年越し①

投稿日:2015年1月8日

新たな年を迎え早々、7日より今日にかけて北海道は大荒れの暴風雪となりました。各地では道路を始めJR、空、海と大きな影響が出ているようです。千歳空港では、1500人の方々が、支給された毛布で一夜を過ごしたようですね。隣接する温泉施設やホテルもありますが、このような天候による影響の場合の対応も、航空会社を始め飛000042040_640行場経営サイトでも考える必要があるように思います。ネット社会で情報も早くなりましたが、行ってみなければわからない事も多いでしょうし、延泊できない事情もあればなおさら空港へということになるでしょう。一夜を過ごされた皆さんは、精神的にも本当にお疲れのことと思います。きっと今日も飛べない方が多いと思います。心よりお見舞い申し上げます。

さて、年末年始の除夜会~元旦会も、皆様のご協力とご参詣により、にぎにぎしくお勤めすることが出来ました。心より御礼申し上げます。31日午後2時より壮年会のご奉仕により除排雪及び準備作業が行われました。

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今年の奉仕作業も、20名以上の方々がご奉仕いただき、作業もスムーズに行われました。

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ご本堂前の階段、鐘楼堂、山門の周辺と、約ひと月の雪ですが、結構な積雪になっていました。特に一度暖気があるととけた雪が、また寒気で凍りつき、なかなか堅い表層となり割るのも大変な作業となります。

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今年は小型の除雪機を持ち込んでいただきましたので、それで広いところに飛ばし、大きなブルで一気に運んでもらいます。機会の力は本当に助かりますね。

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そして山門や本堂前の幕張や提灯、そして松明の準備もしていただき、約2時間のご奉仕でした。

ご本堂の内陣のお荘厳もきれいに整い、ご法要をまつばかりとなりました。内陣正面、親鸞聖人、蓮如上人の各脇壇

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向かって右余間には、眞願寺歴代住職の掛け軸が奉献されました。向かって左余間には、本願寺廣如上人・明如上人・七高僧・聖徳太子と奉献されました。

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午後10時には壮年会の皆様が集まり、松明に火を入れていただきました。山門前や境内の要所に点火し、パチパチという薪の燃える音と火の明るさが、とてもいい雰囲気を出して皆さんを迎えてくれます。そして冷たくなった手を暖めてくれますね。

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11時半より除夜会が行われました。ご本堂も満堂です。皆さんとご一緒に『重誓偈』をお勤めさせていただきました。御門徒だけではなく、多くの一般の方々も参詣になります。きっと初めて眞願寺の門をくぐられた方もいらっしゃることでしょう。

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お勤めの後、5分のお話しをさせていただきました。『除夜会』の『除』の意味を私なりの味わいをお話しさせていただきました。

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一般的には「 除夜 (じょや) 」とは「旧年を除く夜」といわれ、 大晦日 の夜をいい、除夜の 鐘  は108つきます。 鐘をつき、その音を聞くことによって、この一年のうちに作った 罪  を 懺悔  し、罪を作る心を懺悔し、 煩悩  を除き、清らかな心 になって新しい年を迎えるのとあります。しかし鐘の音を聞くことだけで365日の懺悔をして、煩悩を除くことが出来るでしょうか?そうできない私に気づく事が大事だと思います。懺悔し清らかな心になった私が、その矢先に「願掛け」をしていては、もう煩悩が起きていますよね。

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11時45分より除夜の鐘がはじまりました。11時より受付した方々の順で、多くの方々に突いていただきました。眞願寺の鐘の音はとてもいい音が響きますね。

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除夜の鐘が響く中、休憩所となった広間では、甘酒やお菓子がふるまわれ、順番待ちや元旦会までお待ちの方々も、あたたかいところで過ごしていただいています。そして鐘の音が響く中、新年を迎えました。

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