全道仏壮大会 ① 釈徹宗先生と春野恵子さん

投稿日:2015年2月25日

CIMG1027_edited-12月21日(土)・22日(日)の両日、札幌パークホテルにて第13回北海道教区仏教壮年研修大会が行われました。今回は札幌組が担当組として、組内四ヶ寺の壮年会を中心に実行委員会が組織され、開催されました。

特にその実DSC00736_edited-2行委員長に眞願寺の壮年会の会長である宮崎英治さんが、教区の理事長も務めていることから、実行委員長として大役を担っていただきました。又、眞願寺からは10名の壮年会委員が実行委員として協力いただき、総勢35名の委員会となりました。2月という北海道では天候に左右される次期ではありましたが、二日間とも晴天に恵まれ、430名を越える参加者が一堂に集い、熱気あふれる中で行われました。

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札幌組も四十五ヶ寺と札幌別院がありますが、壮年会に加盟している寺院は四ヶ寺ということで、何とか新たに会が発足していただきたいという願いもあり、組総代会・組婦人会連盟の後援と、研修会を兼ねる形で行われました。そのような試みも教区では初めてであったと思います。その結果、壮年会活動にも知識と理解をいただく事が出来たのではと思いますし、多くの参加者に恵まれました。その中で眞願寺からは42名の参加をいただきましたこと、本当にいいご縁になったとありがたく思います。参加いただきました皆さん、ありがとうございました。

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初日は午後2時より開会式が行われ、実行委員より選抜された七名の方の結集により讃仏偈のお勤めより始まりました。結集には眞願寺からも木村達副会長・支部英孝幹事が出勤いただきました。普段から勤行には慣れていらっしゃるとは言え、。400名を超える参加者の前では緊張されたようです。

DSC09306_edited-1大会長である黒田教務所長のご挨拶の後、実行委員長である宮崎氏の挨拶も、とてもわかりやすく、札幌組の現状と、取り組みについてもお話いただき、今後に向けての思いも語っていただきました。

DSCF3998-1事例発表の後、いよいよ研修がはじまりました。御講師は相愛大学教授・大阪如来寺住職の釈徹宗(しゃくてっしゅう)師が二日間ご講演いただきました。テーマは『仏縁を楽しむ』ということで、お説教のルーツをたどり、そのご縁を実際に体感することでした。

宗教の歴史からお話しがはじまり、浄土真宗ではなぜお説教が大切なのか、そのお説教の内容など、詳しくお話いただき、浪曲や落語にもそのルーツが深く関わっていることを、わかりやすく二日間かけてお話しいただきました。

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そして実践では初日が「浪曲」を聞かさせていただきました。私も初めてのことでしたが、今回は女流浪曲師春野恵子さんがおいでになり、浪曲の聞き方や間の入れ方など教えていただいた後、いよいよ『親鸞京日記』をかけていただきました。曲師の一風亭初月さんの素晴らしい三味線とあうんの呼吸を取り合いつつ、語り口調あり、朗々と表白を称えるような節や歌などが入り交じりつつ、約30分間、親鸞聖人が流罪となられる模様を、聞かせてくださいました。親鸞聖人の姿を思い描きつつ、聞かさせていただきました。なるほど、「節段説教」との関わりが、実際に聞いてみると深いことがよく理解出来たようです。

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その後の釈先生とのトークも楽しく聞かさせていただきました。その中で春野恵子氏が釈先生が書かれた本の内容について質問されるところもあって、とてもよかったです。

DSC00831-1二時間を越える初日の研修となりましたが、その後の懇親会でも研修の話で盛り上がったようです。懇親会では眞願寺の木村弘さんより札幌組実践運動で行われている、震災復興の福島支援の報告と募金の協力についてお話しいただき、20万円以上のお金が集まりました。ありがたいことです。

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又釈先生とご一緒に翌日出演される桂雀々師匠もご臨席いただき、最後の乾杯のご挨DSCF4107拶時には、参加者の笑いを誘い会場を盛り上げてくださいました。そして札幌の夜は三々五々とふけていったようです。

 

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