親鸞聖人の御命日は1月16日ですが、その16日に合わせて浄土真宗の寺院では各法座が行われています。眞願寺でも毎月御命日法座として、有縁の皆様とご一緒に、ご法座を開かさせていただいています。2月も中旬になり、例年より暖かな日が続いているようです。境内にある野鳥の餌場には、アカゲラが来ていました。そんな天候もあってか16日も、50名以上の御門徒が集い、ご一緒に親鸞聖人を偲びつつ、正信偈のお勤めをさせていただきました。
特にこの日は福島県相馬組の常福寺様御住職が、来寺されました。常福寺様は福島県浪江町にあり、原発事故の影響で現在もすべての門信徒皆様が避難生活をされています。そんな常福寺様に、札幌粗主催の支援活動として、眞願寺からも昨年・一昨年と2回清掃作業の奉仕をさせていただきました。そのご縁もあり、わざわざお越しいただいたことです。
その時の御礼と、現在の状況をお話いただき、避難解除準備区域に指定されているが、まだまだ帰れる状態でないこと。しかし、そこに住んでいた皆さんも、避難先で大変な生活をされている。まもなく四年になるが、今後の事を考えると、悩むことも多いというお話しでした。そんな中ではありましたが、お越しいただけたことを感謝しつつ、また、出来うる支援をしていかなければと感じました。
(常福寺様を囲んで、奉仕させていただいた皆さんと再会をよろこびつつ)
この日のご法話は、長沼町誓報寺副住職、天野広道師でした。久しぶりの御出講をいただき、2月3月の御命日法座におひもときいただくこととなりました。とても聞きやすく、わかりやすいご法話で、皆さんとご一緒に聴聞させていただきました。
ご法座の法話は二席ですが、ちょうどその間に休憩時間があります。毎回ロビーにはお菓子が出されて、楽しい団欒の時間となります。この日も常福寺御住職も一緒に膝をまじえつつ、お茶とお菓子をいただきました。