朝晩寒い日が多くなってきました。特に朝は冷え込み、12日の朝、江別では-3°だったようです。境内の樹木も最後の落葉が、イチョウの葉が舞い散っています。
そんな中、14日より秋季永代経法要が始まりました。初日もたくさんの参詣をいただき、ご一緒にお勤めさせていただきました。
そもそも永代経法要とは、なき方を永代にわたって寺院で供養してもらうため、御懇志をあげられそのご法要をお勤めするものと思われていますが、本来の意味合いを考えますと、多少違うようです。私達が亡き方を偲び仏縁をいただく時、悲しみのなかからみ仏とのあらたな出会いを通して、私がお念仏申す身とならさせていただき、浄土往生の人生が始まることでしょう。そのご縁に感謝しつつ、私たちをはじめ子や孫の代に至るまで、このお寺からお念仏の教え(お経)がいつまでもお勤めされ、み教えが伝えられるよう願い、亡き方を縁として御懇志を納められることを「永代経懇志」と申しています。
そのご懇念に感謝し、眞願寺では大切なご法要をはじめ伝道教化や護持に大切に使われ、年に2回の春秋永代経法要を三日間づつお勤めさせていただいています。そのご法要には先人のご苦労とご懇縁に感謝しつつ、ご縁いただいた方々の法名俗名を掛軸に謹書し、奉献しお勤めさせていただいています。それを「開闢法要」といい、16日に行われています。今回も新たに11名の方々の法名を謹書させていただきました。尊いご縁に感謝しつつ、お勤めし聴聞させていただきたいと思います。
三日間のご法話は、東川町永楽寺ご住職の永江竜心師です。「老いを生きる」とテーマをいただき、高齢化社会の中でお念仏をいただき、心豊かに生かさせていただくか、わかりやすくお話をいただいています。
15日は雨模様となりましたが16日までご法要がございますの。15日は午後4時より仏事無料相談も行います。皆様の参詣心よりお待ち申し上げます。