12月31日午後2時からはじまった除雪作業と除夜会の準備も、例年に比べると雪も少なく短時間で出来たようです。ご奉仕頂いた壮年会の皆さんありがとうございました。
午後10時にはご奉仕頂く方が集合して頂き、かがり火に火を入れて頂きました。山門前と境内六ヶ所に明かりが灯り、パチパチと薪の燃える音が、何とも風情がありますね。寒い中、今年も外で奉仕頂いている皆さんとハイチーズ!
さて、11時を過ぎますとそろそろ参拝者がおいでになります。受付で記名いただき、除夜の鐘整理券を配布し、そして11時半より多くの参拝者の方々と除夜会をお勤めさせていただきました。
重誓偈のお勤めの後、住職より一口法話があり、福島県浪江町の常福寺様では、この時間そこに居ることが許されていないので、昼間に住職が除夜の鐘を打たれてきた。眞願寺では例年通り除夜会をお勤めしたが、一度一度のご縁を当たり前なこととして参るのではなく、こうして今年も参れたことを偶然の縁として感謝しなければならない、と話しました。
ご法話が終わり11時50分頃より除夜の鐘が始まりました。煩悩を打ち消すのではなく、煩悩だらけのままで新たな年を迎えさせていただくこと、そして、ここに命があることを鐘の響きとともに感謝させて頂きました。
そして鐘の響く境内で有縁の皆様と静かに年を越させて頂きました。