お盆を終えて 戦後70年

投稿日:2015年8月24日

今年も13日から三日間にわたって行われた晨朝勤行も毎回30名以上の方々に参拝いただく中で、尊い朝の一時を過ごさせていただきました。

DSCF8227_edited-1

又、13日から16日までの納骨堂での読経参拝でも、多くの方々にお参りいただき、ご先祖をご縁として、仏縁をいただかれたと思います。私のいのちのルーツをたどり、私のいのちであるけれど、そこには多くのご先祖のいのちが、今日の私のいのちえと受け継いでいただいた事を、あらためて感謝し、お陰様と手をあわさていただいたことでしょう。

DSCF8221納骨堂ではお供物やお花など、参拝されたら必ずお下げしていただくようにお願いしていますが、例年に比べて皆さんだいぶご協力いただけるようになったと思います。いあだかたずけるだけではなく、「おさがり」として、いただくことがありがたいことです。今後ともその意味合いをご理解いただき、参詣いただければと思います。

さて、15日、16日の午後1時から行われた盂蘭盆会では、ご本堂も満堂となり、両日150名を越える方々が参詣いただきました。特に15日は初めてのお盆をお迎えになられた方にご案内させていただきましたので、ご本堂に来られるのが初めての方もたくさん来られていたようです。しかし、仏説阿弥陀経のお勤めを、大きな声でご一緒にお勤めいただき、とてもありがたく思いました。

DSCF8180_edited-1

15日の住職の法話の前席では、そんな初めてこられた方にも、仏教をご理解いただきたく、誰しもさけることのできない「生老病死」の四っつの苦しみを知り、それを受けとめ、乗り越えてゆく道が仏となるおこの教えです。そのお導きを先に亡くなっていかれた多くの方々が、仏となられ私を導いて下さっている、そこにであって下さい。とお話しさせていただきました。

DSCF8130_edited-1

後席では、戦後70年を思い、浄土真宗本願寺派ご門主様のご法話、そして総長の談話をご紹介し、戦争で亡くなってゆかれたすべての方々に追悼してゆく大切さと、憎しみもないお互いが殺しあわなければならないことが戦争そのものであることを再認識し、何事もされる側に立って考えてみること。そして国会で議論されている安保法案についてもその結果に憂いつつ、先ずは自分の「自我」を見つめつつ、お互いに認め合DSCF8206うことのできる社会の大切さをお話ししました。

16日の名和康成師のご法話も、「お盆」の由来のお話をはじめ、ご自身の祖母が先日ご往生された時のこと、そして「死」にはじめて立ち会った我が子の様子など、いのちの看取りの大切さをまじえ、尊いお話をいただきました。

16日のご法話が終わり、午後4時より納骨堂の清掃作業があり、門信徒のお手伝いいただいた皆様とご一緒に、お供物などを下げさせていただきました。お手伝いいただいた皆さん、本当にありがとうございました。DSCF7841

さてお盆が終わり、早くも秋空がみえるようになりました。各御寺院の報恩講もはじまってゆくことでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください