今年初めての親鸞聖人御命日法座が2月16日午後1時より行われました。足元の悪いこの季節でしたが、天候もさほど荒れることもなく、60名ちかくのの門信徒皆様が参詣下さり、ご一緒に正信偈をお勤めさせていただきました。
僧侶も住職はじめ、元法務員の御幸さんも出勤いただき、衆徒2名法務員3名と7名でお勤めさせていただきました。内陣には6名が出勤し、巡讃(和讃の一行目を六首巡々にお唱えする)にてお勤めさせていただきました。ありがたいことです。
ご法話の御講師には、長沼町誓報寺若院、天野広道師にお越しいただき、いつもですがはぎれのいい口調で、わかりやすくおひもとき下さいました。
一席終わり休憩時間は、恒例のお茶とお菓子でロビーでは、なごみの一時を皆さんほほ笑みの中で、お過ごし下さいました。
二席目になり、ご法話下さいっていた天野師より突然の悲報を聞かされました。「うちもお陰様で三代そろって過ごしていましたが、今朝ほどお祖母ちゃんが往生されました。」と。「今頃、緊急の総代会が開かれ、寺葬の段取りが相談されていることと思います。」聴聞させていただいた私達もびっくりしました。そんな悲しいお話しでしたが淡々とお話しされる中にも、悲しみの中で今お話しされていることに心を寄せつつ、手を合わさせていただきました。
きっと誓報寺様の寺内も大変なことになっていることでしょう。そんな中でも、眞願寺までお越しいただき、ご法話いただいたことに、ありがたく聴聞させていただきました。正しく「臨終の法話」をいただいたこの度のご縁とおもいます。昨日葬儀も終わり、一息つかれていることでしょう。心より感謝とお念仏申し上げます。そして3月のこのご法座にもお越しいただける事をありがたく存じ上げます。