青年僧侶協議会30周年 温泉説法の集いに参加して

投稿日:2018年2月22日

 創立30周年を迎えた北海道教区青年僧侶協議会の第30回大会は、「紡(つむ)ぐ」を記念テーマとして2月19・20日万世閣ホテルミリオーネにおいて盛大に開催されました。私はご住職、寺務員堀和雄さんと一緒に参加させていただき、ご住職は札幌組組長として30周年のお祝いと、歓迎のご挨拶を開会式でされました。
 温泉説法では、青年僧侶の皆さんによる笑いあり!? 涙あり!?の「漫才説法」と「朗読説法」が上演されました。
 「漫才説法」は四席。日頃私たちの身の回りにおいて当たり前のように行っている行動やことば遣い、作法等の間違いをユーモアを交えてのお導きでありました。浄土真宗では使わない弔事でのことば、お布施とは?またその額はいくらくらい?等、日常生活で使っている仏教用語等を分かりやすくお話しいただきました。
 「朗読説法」は仏教青年会と青年僧侶による『男もつらいよ~恋する仏弟子♡~』と題して、「チームちせんちゃん焼き」の皆さんによるドラマ仕立てでした。寅次郎が旅した時、あるお寺の娘さんに出会いお坊さんになろうとしたのだが、「とらや」では家族が大反対・・・・・。寅次郎の温かい人間性や仏さまのお慈悲そして感謝の心を大切にすることに気付かされました。出演者の皆さんは、一人ひとり声、表情、メーク、衣装、小道具に至るまでその役柄になりきっての素晴らしい演技に会場から大きな拍手がありました。
 『命の授業』と題したゴルゴ松本氏の「記念講演」は、始めから終わりまでホワイトボードに漢字を書き、その文字の成り立ち、意味合い、組み合わせなどをお話しいただきました。活発に動き、声高らかに話すスピーディな動作、笑いを交えての70分間はまたたく間でした。ゴルゴ松本氏は、少年院でのボランティア活動などをされ、人間は話をすることの大切さ必要性を強く訴えていました。まさに”仏法の教え”を説くようにそれを聴聞することがどんなに大切であるかを再認識することができました。 
 この度は、温泉説法の集いに”ご縁”を頂き本当にありがとうございました。 合掌

釋 厳顕(北喜伸博)

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