5月8日に眞願寺で行われた北翔大学主催の「第3回子ども食堂地域食堂しんがんじ」には今回もたくさんの子供たちはじめ地域の方々がおいでになりました。午後2時に北翔大学健康福祉学科の2年生と4年生の学生さん20名がバスで到着。先ずはミーティングがあり、先生より役割分担され、厨房チーム・受付担当・フロアチームにそれぞれ分かれて準備作業開始です。
あらかじめお寺で用意していたお遊びコーナーなどもありましたが、厨房では早くも食事の支度に入り、フロアではテーブル椅子の配置やお菓子の振り分けなどを済ませて、子ども相手にするゲームの練習など、皆さん学生も頑張っていました。しかし、「ハンカチ落とし」を誰も知らないとは驚きです。今の子はゲームと言えばスマホなのでしょうね。
午後3時半を過ぎると第一陣が到着です。前回も来てくれたお友達が今回も来てくれたようです。そして次々と親子ずれなどもたくさん来てくださいました。
ティータイムでは、おいしいジュースなどをお姉さんやお兄さんがサービスしてくださり、楽しそうにお話ししてました。遊びのひろばも、お兄さんお姉さんと一緒に、夢中で子供たちが遊んでいました。
今回も民生委員や地域の方にご奉仕いただきました。また北海道教区寺族婦人会役員の皆さんが視察研修と言うことでおいでになり、厨房などでもご奉仕くださいました。そして食材など差し入れもいただき、皆さんに支えられながら出来うることと実感しました。有り難いことですね。
午後5時半、食事の支度もととのい恒例の住職の話です。「ありがとう」の語源は「あることがむずかしい」の意味で「あり得なかったことに感謝を申し上げること」である事を説明、これからいただくポテトサラダにも、調理してくださった学生さんはじめ、あったことのない農家の方がくださった思いや、大自然の大地と太陽の恵みがあったからこそ、私がいただけるのです。皆さんお陰によっていただけることを感謝して「いただきますとごちそうさま」を心を込めて、そして帰る時には「ありがとうございます」とお兄さんお姉さんに是非御礼を言ってくださいね。
今日のメニューは三色丼とお味噌汁そしてポテトサラダです。前回配膳に時間がかかったので、学校の給食スタイルにして協力していただきました。よそってもらうお兄さんたちとの交流も出来て楽しそうでした。
そしてお食事タイムです。それぞれのテーブルで、たくさん笑顔がこぼれていました。温かいご飯とお味噌汁、本当においしかったです。お食事が終われば、子供たちはまた遊びのひろばに集まり、汗びっしょりになっていました。
オーダーストップが午後7時、スタッフ入れて約100名の方が食事をされ、来られた方は約130名だそうです。後片付けが終わり最後のミーティングが終わったのが午後8時半でした。授業の一環で来られた学生さんたちも充実したとてもいい経験をされたのではないかと思います。この食堂に来られたすべての方に、予想も出来ない出会いがあり、多くのことを学び、そこから結ばれるご縁もたくさんあるのでしょうね。
これからも「地域に根ざしたお寺でありたい」と思いました。この日に眞願寺に来られたすべての方に心を込めて申し上げます。「ありがとうございました」
第4回「子ども食堂地域食堂しんがんじ」は7月10日(水)です。午後3時半より5時半がカフェタイム、5時半より7時(受付終了)が食堂タイムです。皆さんでぜひお越しください。
北翔大学のHPにも紹介されています。ご覧くださいませ。