早いもので4月になりました。雪解けの早い境内では、福寿草・ユキワリソウ・クロッカスが咲き始めました。世間では心配事も多い昨今ではありますが、植物たちは何があろうと、不思議なご縁でたどり着いた地に、しっかりと根を張り水と光の恵みの中で、花を咲かせ精一杯生きていますね。私も尊いいのちを感じながら生きていきたいものです。
境内の雪もほとんどがとけ、残すは日陰や軒下などになってきました。
さて、春のお彼岸が17日より20日まで四日間、お勤めさせていただきました。昨年は3日間を中止し、1日だけ院内でお勤めしました。あれから1年がたっても、コロナ禍の状況は厳しいですが、寺院内で感染防止対策を講じ、参拝者皆さんにもご協力をいただき、規模を縮小する中で何とか修行しました。
お勤めは「さんだんのうた」を皆さんとお勤めし、引き続いてご法話を聴聞しました。17日より19日の三日間は、茂尻常照寺ご住職佐々木重昭師にご法話とギターをお持ちいただき、わかりやすいご法話と皆さんの知っている歌を何曲か歌っていただきました。
コロナ禍の中で、短い時間でも皆さんが笑顔になれたらいいな~と思い、佐々木師にお願いしたところ、「最近は人前で歌っていないけど頑張ります!せっかくだから眞願寺の歌『微妙』を毎日歌いましょう」と久しぶりに作詞作曲の佐々木師に歌っていただくことになりました。
ちょうどいいご縁だったので、書家で僧侶の清水香薫師よりいただいた額縁をご本堂に飾り、親しみながら皆さんと歌いました。
YoutubeとInstagramでライブ配信もしました。多くの方々がご自宅で参拝いただいたと思います。お寺に参拝された皆さんからも、「とても良かった。」と感想をいただきました。