今年もコロナ感染対策を講じる中、規模縮小と時間短縮し三日間修行いたしました。2日目の門信徒追悼会は11月14日に延期、2日目の初夜法要は中止、3日目の晨朝法要も中止し、皆さんがお楽しみになさっていたお齊(食事)も感染拡大予防の観点から中止となり、一日一座一席のご縁となりました。
前日の9月27日は、お荘厳と仏花のいけ込みです。今年も江別高等学校の華道部が報恩講中にいけばな展を開催するため、学校の授業を終えてから眞願寺に参集され、素晴らしいいけばなを展示してくださいました。
いけ込みが終わると指導者の髙橋君子先生の呼びかけによって、ご本堂でご挨拶と、仏教の焼香の作法を学んでいただきました。皆さん緊張気味に初めての焼香体験をしていただき、その意味合いについても少しお話しさせていただきました。
生徒さんたちには手作りのうでわ念珠をプレゼントし、髙橋先生にはお礼に住職の一筆を差し上げました。毎年とってもいいご縁をいただき、生徒さんたちも「とってもいい思い出になりました」と感想を聞かせてくれました。本当にありがとうございます。
仏花は若松を真に、菊など和の花を中心に立花で生けました。内陣には報恩講にだけ仕様する牡丹の打敷を飾り、落雁などのお供物もお供えしました。向かって左余間には親鸞聖人の御一生を絵にした御絵伝四幅を奉献しました。
28日初日は朝9時から総代さんや壮年会の方が集い、境内の幕や旗の設置と最終清掃のご奉仕です。婦人会の方もご接待などの準備に来てくださいました。
今回三日間の司会は監査役の北喜さんにお願いしました。原稿も作られ、とっても聞き取りやすく、司会進行をしていただきました。
13時半より修行された初逮夜法要は、郭成氏が導師を勤め、正信偈行譜のお勤めをいたしました。法要後、引き続き御伝鈔は、法務員の稲垣氏が拝読いたしました。
三日間のご講師は大阪府吹田市大光寺前住職の清岡隆文師に出向いただき、ご法話をいただきました。テーマは「浄土への旅」とされ、ご法要で聖典を拝読することと法話を聴聞することが大切と話され、人生は旅であり、ただの旅ではなく浄土への旅を生かさせていただいていると親鸞聖人の御伝鈔を紐解かれながら、わかりやすくお話しいただきました。当日の模様はHP右上の過去のライブ配信動画かYouTube眞願寺チャンネルよりご覧ください。