台風12号の猛威、四国に上陸間近なのに。

投稿日:2011年9月3日

大型で強い台風の接近で、北海道でも被害が出ているようです。そんな中ではありますが北海道の寺院ではちょうど報恩講シーズンになり、各寺院では報恩講が修行されています。お付き合いのある御寺院の報恩講や各種ご法要に出勤をさせていただき、御遺徳を偲ぶ時期になりました。幌向町の本向寺様が2日の午前で満座をお迎えになられました。雨も強く降る中、午後からは当寺の常例と、壮年会の代表7名が全国大会に出発されるのをお見送りして、一路深川市納内にある円覚寺様の750回大遠忌にまいらさせていただきました。

天候や高速道路の状況も心配しながら「安全運転」で向かいましたが、雨はそれほどでもない感じでしたが、深川インターを降りると、石狩川が泥まみれの土色になって、勢いよく流れている姿が目に入り、かなりの増水なんだろうなという感じでした。12号線を北に進みますと、途中で小川の決壊によって、道路が一部浸水状態でした。先日の江別で体験した「ゲリラ豪雨」を思い出しながら、納内方面に進みますと、カーナビには通行止めのマークが。

おかいしなあ。と思いつつその場につくとやはり通行止めになっていました。その先のトンネルで浸水とか。

ちょうど左折をして納内方面でしたので、助かりましたが、途中の納内橋(石狩川)の上から見た河の流れは、濁流となり恐ろしさを感じるほどでした。

円覚寺様も残念ながら、予定していた餅まきは中止になり、遠方より向かわれた御法中で時間に間に合わなかった方もおいでになりました。そんな中ではありましたが、ご住職のお導師で、大遠忌がお勤まりになり、宗祖を讃仰し尊いご縁をいただきました。

 

その帰路の中で連絡が入り、4日に大遠忌が行われる予定の新篠津村淨楽寺様で、突風により、境内の大木が折れ、ご本堂の屋根が破損したとのことでした。ご法要前にして大変なことになったと、急きょ淨楽寺様へお見舞いにうかがいました。

すごい突風で、立っていられない状態の中、庫裏で待機していたところ、大きな音が聞こえて様子を見にいくと、大木が折れてご本堂の屋根を直撃していたそうです。風がある程度収まってから、応急処置をしていたところにうかがったようです。その大木は根元から折れて、ご本堂めがけて倒れたようです。その途中にあったお墓も倒壊し、無残な姿となっていました。ご住職いわく「破損した屋根などの改修もあり、割れて危険な大木もあるので、又最終の準備がととのわないし、4日のご法要は延期します。」と言うことでした。

 

今朝も納内円覚寺様報恩講満日中法要と年忌法要に出勤させていただきました。ご法要前、そして帰るまではお天気も風が強いぐらいで、そんな深刻な状況ではありませんでしたが、帰路につき高速道路にのり、しばらく行くとまたまた豪雨!!

けたましく車に打ちつける雨と、川のようになっている路面の中、ゆっくり帰って来ました。江別に着いて心配だった千歳川と石狩川の合流地点を国道より見てみると・・

やはりだいぶ増水しているようです。土色にそまった流れが、納内の流れとは違って、静かに流れているように見えました。しかし川底の流れは速いんでしょうね。

先日行われていた江別小学校の統合委員会で資料として見ていた洪水ハザードマップを思い出していました。ゆっくりと北海道に接近している台風12号。京都にいる7名の壮年会会員の明日4日の安着も願いつつ、災害に対する準備を考える今日でした。そういえば今日は9月3日、お兄さんお誕生日お祝い申し上げます。

今年も深川でおいしいお米が収穫されますように。