第20回全国佛教壮年大会に参加して  釋成覚(幹事 惠美三樹男)様より

投稿日:2012年3月1日

『親鸞聖人750回大遠忌法要記念・第20回全国佛教壮年大会』のご案内を眞願寺壮年会よりいただき、9月2日から4日の日程で参加いたしました。

初日、台風12号が四国へ接近する中、午後12時30分宮崎会長はじめ特別会員、会員7名が眞願寺に集合し、本堂で合掌礼拝の後、土砂降りの雨の中、皆様に見送られ出発しました。空港では天候状況次第で到着空港の変更があるとの案内がありましたが、午後5時神戸空港に無事着陸し午後7時頃京都駅に着きました。

なま暖かい風に迎えられ、宿泊先アパホテル京都駅堀川にチェックイン。伊勢丹のレストラン街で翌日の大会に備えてアルコールを控えめに夕食を摂りました。

二日目、市バス一日乗車券を購入し、五条坂で下車。大谷本廟へ参拝に向かいました。山門で一礼し入門し、二箇所の眞願寺納骨堂で「讃佛偈」をお勤めし、本廟を後にしました。
その後清水寺付近を散策、早めの昼食をすませ、大会会場の本山へと向かいました。

本願寺に到着、阿弥陀堂門で一礼し入門。境内には多数の参加者でにぎわっておりました。御影堂の特設会場入り口より堂内へと進み、外陣左側前列より3番目に着席しました。しかし、予定の2,000名の参加者のうち400名近くが台風の影響で欠席されたとのお知らせがあり残念なことです。

午後1時30分より講師に諏訪中央病院名誉院長鎌田實氏を迎えて記念講演が始まりました。『いままで私達は、何かを間違えていたのだろうか・・。』佛教壮年会連盟の一文の引用からはじまり、東日本大震災でのボランティア活動、イラクでの衣料品支援、パレスチナ人からイスラエル人への心臓移植等のお話を通して、人と人、人と自然、佛教の寛容、1%の他人への思いやりがあれば、争いごとが少なくなるのではないかとの問いかけで1時間の記念講演が終わりました。

午後2時30分より記念式典に入り、連盟旗入場、ご門主様の御焼香をいただき、音楽礼拝壮年会連盟綱領の唱和、ご門主様より『親鸞聖人のみ教えで結ばれる朋友の輪を拡げて、様々の問題に取り組んでいただきたい』とのお言葉をいただき、佛教壮年会の歌で式典を終了しました。その後、3名の取組活動発表へと進み、途中でお夕事勤行の時間となり非常に早い読み方で「正信偈」をお勤めされました。このお勤めは、昔織田信長と本願寺の争いのさなかという時代があり、短時間でお勤めをするようになったそうです。それより欠かさず続いていることと、4分弱でお勤めする早さに驚かされました。

続いて小林顕英師の法話を聴聞し、決意表明、恩徳讃を唱和して午後5時、4時間近い大会を閉会しました。夕食は創作和食料理店「麸谷町三条」で京都に滞在されていた鈴木副会長のご子息と合流、宮崎会長のご挨拶と乾杯のご発声のあと、お料理とお酒を堪能させていただきました。

最終日は、錦小路、新京極を散策、三条大橋から眺めた鴨川の濁流に今回の台風の凄まじさを痛感させられました。京都駅でお土産の買物の後、ひと列車はやめて関西空港へ向かい、午後2時25分発の全日空機に搭乗し、午後4時20分機体が風に揺られながらも無事着陸。

午後5時30分全員が眞願寺に帰着し、本堂で参拝後解散となり、旅行日程を終了しました。
この度の大会参加で又新しい経験が出来ましたこと、同行した皆さんから今回の旅行を通して色々な事を教えていただき、今後の生活に活かして行きたいと思いました。

終わりに、御門徒の皆様、旅行を手配をしていただいた鈴木副会長、京都滞在中、雨にもあたらず過ごすことが出来ましたのも、旅行では雨の経験が全くない堀久雄幹事のご同行のお陰と感謝申し上げ、又、快く送り出してくれました家族に感謝をし報告といたします。

合 掌 釋成覚(幹事 惠美三樹男)