ご 挨 拶
第五世 住 職 釋 了 正
謹啓 お念佛うるわしくお喜びのことと存じます。お陰様で「響35号」の発刊となりました。
昨年の報恩講初日9月28日午後1時半より眞願寺本堂におきまして、前住職の二十七回忌法要が修行されました。ご法要には近隣各地よりご法中(御寺院)の御出勤を賜り、相焼香の厚別安楽寺御住職に御導師、当別勝圓寺御住職に会奉行をお願いし、当寺門信徒の皆様とご一緒に、四十七年間のご生涯と二十五年間の住職在任中のご苦労に感謝し、お念佛の尊いご縁をいただきました。
在任中には庫裏(会館)の新築をはじめ開教百年に本願寺第二十三代勝如御門主様の御導師をいただき慶讃法要を修行されるなど多くのご功績を残され、又門信徒の皆様より信頼をいただく中、伝道教化に邁進されました。しかし昭和62(1987)年8月21日、行年47歳を一期に、往生の素懐を遂げられました。
その後は妻(前坊守)と五人の娘(坊守は次女)が寺族として後に残されましたが、豊平区覚英寺海野英爾住職が当寺の代務住職に就任いただき、総代役員皆様を中心に、門信徒一丸となって寺門法灯を護持継承に尽くしていただきました。そのご尽力と門信徒皆様のご協力によって浄財懇志を進納いただき、平成5年8月七回忌法要と同時に本堂解体法要が行われ、風雨によって雨漏り激しかったご本堂を新築させていただくこととなりました。
そして翌年工事中でありましたが私(現住職)が入寺させていただき、次女(現坊守)と婚姻の縁を結び、10月には住職継職法要・本堂落成法要と重ねての慶びの勝縁となりました。
これも、前住職の伝道教化と門信徒皆様の『私のお寺を何とかしなければ。』という篤信の志の賜であると、いただく事であります。以来20年の歳月、お念佛の法灯を髙間責任役員はじめ総代役員の皆様、壮年会婦人会、そして門信徒の皆様のお念佛相続のお陰をもち、日々護持運営させていただいていることであります。
今年も1月19日には門信徒総会が行われ、事業報告決算・事業計画予算が上程通り承認いただき、壮年会・婦人会の各教化団体も総会・新年会が行われ、新たな年度をスタートさせていただきました。
今後も一人でも多くの方が、眞願寺に参拝していただけるよう、門信徒の皆様とご一緒に寺門の護持運営に努力させていただきたいと思います。今後とも、皆様のご意見や感想などお願いし、こころより御礼申し上げます。
合 掌