5月16日、朝10時より婦人会が主催した住職講座『仏花の立て方』が行われました。一般の門徒さん含め20名以上の方々が、各家のお仏壇で平素お使いになっておられる花瓶をお持ちになり受講されました。皆さんの花瓶も大きさや形、色合いなどまちまちでした。
先ずは皆さんに見学いただき、ご本堂のお内陣の仏花を立てるところを見学していただきました。華道の源流にともなった仏花ではありますが、寺院独自の歴史や伝統により、現在西本願寺の仏花になったのだろうと思います。寺に生まれて幼少の頃、よく父に言われ、いやいや冷たい水で花瓶を洗ったことが、思い出されます。その仏花を自身が皆さんにひもとくようになるとは、思いがけないことであり、不思議な導きを感じつつ皆さんと学ばさせていただきました。
仏花は松や桧葉などの緑樹で真・控・流・副・受などの形を整えるとこから始まりますが、各家の仏花ではほとんど緑無く花だけで飾られている場合が多いようです。そこでお寺の本堂のように大きくないので、略式になるかもしれませんが、真となる緑を意識しつつ、前置などにも緑を使われるように、お話ししました。
皆さん各々真になる緑樹やお花を選び、立てていただきました。今まではお花屋さんでくんであるものを買ってきたり、意識せずに立ててこられて方がほとんどのようでした。
実際に立てていただいても、やはり緑が少ないことが見受けられました。華瓶にもちいる樒なども使うといいと思います。
そんなこんなでご苦労いただき、素晴らしい仏花が出来上がりました。皆さんご苦労様でした。
その後、お弁当をいただかれ、午後1時より親鸞聖人御命日法座が行われました。冷たい雨の中ではありましたが、この日も50名以上の方の参詣をいただき、ご一緒に正信偈をお勤めさせていただきました。多くの皆さんとのお勤めの声は、御堂に響きわたり、ありがたいものですね。
ご法話は3月同様、金龍之哉師におひもときいただきました。わかりやすく、なおかつ大切なことを教えていただいたように思います。6月7月と残すところあと二回のご縁です。どうぞ皆さんご参詣下さい。
お座が終わりましてから、6月28日に行われる『眞願寺パークゴルフ大会』の実行委員会が行われました。委員の皆様のご意見をいただき、お寺をご縁とした繫がりが益々深まり、多くの皆様とご一緒に楽しく過ごせたらと、願うばかりです。委員の皆様、宜しくお願い申し上げます。
朝10時より午後6時迄、お寺にいらっしゃった方もありました。長い一日でもあり、有意義でありがたい一日でもありました。私はその後、お通夜と会合と、休む間もない一日でしたが、多くの方がこのお寺に集っていただける慶びを味わいつつ、今宵もふけていきました。