17日は、朝からいいお天気にめぐまれ、行楽日和の土曜日となりました。どこかハイキングにでも出かけたくなるような日でしたが、眞願寺の御堂コンサートにも150名を越える方々、特に一般の方が約半数以上もおこしくださり、賑々しく2時間半の時間を過ごすことができました。
午後2時より、主催者側より眞願寺いちょう会会長の萩原建興さんにご挨拶をいただきました。連続研修会を履修された方で構成されているこの会は、いつも行事の時にご奉仕いただいています。特にこの一般公開行事は、準備作業から片付けまで献身的に尽力いただき、とてもありがたく力になってくださいます。
第一部は聲明と雅楽ということでした。先ずは親鸞聖人ご命日の法要として、導師は眞願寺住職が勤め、札幌雅友会の皆様の雅楽演奏、そして聲明が行なわれました。
札幌雅友会の会長青山氏の進行と解説をいただきつつ、御堂で奏でる和の調べをご法要を通して味わっていただきました。
特に眞願寺住職を先頭に7名の僧侶が入退し、無言行道という作法が行なわれ、本尊である阿弥陀如来を中心に無言で歩く動作や、雅楽の他にも鐃鈸(にょうはち)をはじめて取り入れ、作法を行ないました。
聲明は親鸞聖人報恩講で拝読される「畫讃」や「十一句念仏」「回向句」を拝読し、散華などの作法も取り入れつつ、天台聲明の流れの中で、現在もお勤めされているものをお称えしました。
法要終了後、雅楽演奏では、平素一緒に練習をしている札幌龍谷学園の宗育局の皆さんにも特別に出演していただき、平調より「音取」「五常楽急」「越殿楽」を演奏し、あわせて雅楽の説明や楽器の紹介をさせていただきました。最後に雅楽と洋楽(オルガン・ギター)を交えて「越殿楽幻想曲」を演奏しました。
本堂内の照明設備もLED に一新し初めての行事でしたが、施行いただいた業者さんのお陰で、素晴らしいお浄土の荘厳が整いありがたい御法縁となりました。~②へ続く