特別なスマホ

一人じゃないぞ 
いつでも どこでも 
どんなことがあろうとも 共にいるぞ
あなたのおもいを共感し 
抱きしめていますよ

いただいたいのちをできる限り
生きぬいてください
そのあとのことはすべて引き受けましたよ
安心して 
私に全てをまかせてくれれば
いいのですよ


 コロナ禍の中、元旦会は院内で勤めさせていただきました。それぞれの場所でライブ配信を通して共有できた技術の進歩に驚くばかりです。今では私もスマホ(携帯電話)を持ち、何時でも何処ででも連絡が付くようになりました。
 スマホは時間と場所を問いませんので、電源を切ったりマナーモードにするのを忘れた時に限って、突然鳴り出した経験は多くの人がお持ちかも知れません。私は、読経中に時々懐でバイブ機能が作動しますので、最近は肌から離してお詣りをしています。ありがたいことにお詣りの後スマホを見ると、その間の知らせがあったことを記録してくれています。
 さて、スマホは着信音を選べるようになっていますが、皆さんはどんな音にしてますか?実は私、とても不思議な出会いとご縁が重なり、気づいてみると「阿弥陀さま」という唯一無二のスマホをいただいていました。

 それは電池が切れることがない、電波が届かないところがない、そして特別の着信音が私の心に休むことなく届いている機能をもっています。
 悲しいこと、嬉しいこと、辛いこと、そして腹が立つことも多い人生ですが、少し心を落ち着けて耳を澄ましていると、喚び続けている着信音が心に響いてくるのです。

私の喚び声に気づけよ
電話が鳴っているぞ

 そう、繰り返し慈愛に満ちた阿弥陀さまの優しい声が心に響いてくるのです。
 そして電話に出ると

一人じゃないぞ

と聞こえてきます。
 誰しもが唯一無二の『阿弥陀さま』という特別なスマホをいただかれています。きっと多くのご先祖の方々が私に持たせてくださったのでしょう。 あとは電話に出るだけです。きっといつの日か、自然に手を合わせお念仏があふれてくる日が来ることでしょう。
 そうだった。一人じゃなかった。阿弥陀さまと一緒の人生だった。
 ご一緒に手を合わせ「南無阿弥陀仏」とご恩に感謝申し、先の見えない年頭ですが一日一日を精一杯生き抜きましょう。 称 名
             仏歴 二 五 六 四 年    元 旦
              住職 釋 了 正


仏 歴
 仏滅紀元(ぶつめつきげん)とも表現され、お釈迦様が亡くなった年を仏滅紀元元年としています。
 日本では、西暦紀元前543年が仏滅紀元元年としてカウントしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください