ちょうど夕食の時間午後7時、ライブ配信でお朝事がはじまる。地球のちょうど反対側に位置するブラジルの首都サンパウロから約600キロ離れた奥地にあるプレジデンテ・プルデンテ本願寺は朝の7時、開教使と数名の日系人でお勤めが始まる。
「帰命無量寿如来~南無不可思議光~」。聞き覚えのある僧侶の声は元眞願寺法務員の御幸断さんだ。毎朝休むこともなくお朝事のライブ配信をしている。中々できることではない。
お勤めの後はご法話がある。いつも参拝されている方と会話を挟みながら、和讃の解説などを一生懸命に伝えられている。最後にライブで視聴されている方の名前を一人一人読み上げる。
「石堂了正さん。おはようございます!住職!今日の仏花綺麗でしょう!教えて頂きありがとうございます!ブラジルにあるお花でがんばってますよ~!」 私のからだ全身にその声が響き目頭があつくなり、勿論大好きな焼酎もすすむ。『響』お陰様で50号です。
ブラジル・プレジデンテ・プルデンテ本願寺 報恩講の荘厳 綺麗に仏花も生けられている
(Facebook内で検索→Templo Honpa Hongwanji De Presidente Prudente)