報恩講修行の報告 ②

投稿日:2022年12月15日

9月29日報恩講2日目。午後1時に大逮夜法要の30分前を告げる大太鼓が鳴り響きました。

内陣の荘厳・燈明・供香・供飯の準備が完了。後堂で出勤僧侶の方々も準備万端です。

13時30分。喚鐘が鳴りいよいよ大逮夜法要が始まります。

御導師は相焼香厚別安楽寺ご住職です。お勤めは、往生礼讃・初夜偈。御導師の温かみのある美声でお唱え頂き、皆さんの唱えられる部分との掛け合いにより、心地良い旋律が御堂に響き渡りました。

ご門徒の皆さんもお寺で作成した礼讃本を手に取り、ご一緒にお勤めしました。

大逮夜に引き続き、御俗姓拝読は郭成氏が拝読され、蓮如上人によってしたためられた、親鸞聖人の俗姓からご生涯を、しみじみときかせていただきました。

御俗姓拝読後、住職より眞願寺では度々初夜礼賛をお勤めさせていただいており、今回大逮夜で久しぶりに皆さまと一緒にお勤めできたことや、その後の御俗姓の紹介をし、「親鸞聖人のお徳に感謝し、今いただけるお念仏を喜び、皆様とともにますます御聴聞に励みたい」と挨拶しました。

2日目の清岡先生のご法話は、きょう拝読させていただいた御俗姓のお話しから始まりました。「一七箇日(いちしちかにち)」という言葉を説明していただき、「報恩講は一週間を基本としており、そこから各寺院によって日数は変わってくる。報恩講という意味をいま一度伝えていかなければならない」というお話しでした。「諦める」という仏教用語についても触れながら、ときおり厳しく真剣な眼差しでお話しいただく姿に、背筋が伸びる思いで御聴聞させていただきました。

この三日間、清岡先生のご法話を聴聞したいと、近隣の寺院関係者の方々も参拝に来られていました。相焼香安楽寺様の粟井総代さんも是非清岡先生のご法話を聴聞したいと、参拝されました。ご法話終了後、お内陣の仏花を拝見したいとおっしゃったので、ご案内させていただきました。安楽寺様では粟井総代さんがすべての仏花を立てられ、いつも素晴らしいお荘厳になっています。生け花の先生でもある粟井さんから、仏花もお荘厳も素晴らしと、お褒めの言葉をいただきました。ご参拝ありがとうございました。

今年の9月、安楽寺様の報恩講参拝させていただいた時、ご自身のたてられた松一式の立花を紹介していただきました。(上の写真)

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