台風26号がやっと過ぎ去り、甚大な被害をもたらした、伊豆大島の方々はじめ被害にあわれた多くの皆さんにこころよりお見舞い申し上げます。17名の死者をはじめ現在も行方不明の方が43名もいらっしゃると言うことで、一刻も早く発見されますよう、願うばかりです。来週も大きな台風が来るかもしれないという事なので、どうか皆さん突然の災害に対する備えを今一度見直していただければと思います。
さて、そんな台風の影響で北海道の各峠などでは初雪が降ったようです。我が寺も二日前から、ポータブルストーブが活躍しはじめています。あっという間に夏から秋そして冬へと、季節が足早に流れて行きます。
境内にきれいに植えていただいたプランターのお花も、この寒さでけっこう枯れてきてました。がさった後ですが、境内の秋も日に日に深まってきました。
ナナカマドや桜、そしてツツジなどの落葉樹も徐々に色づきはじめてきました。真っ青の高い空から暖かな太陽のひがさしていると思えば、そこに低く流れの速い雲が、時折霧雨を降らせ、紅葉した葉の先にしずくをもたらせ、自然の美しさの中で、時の流れゆく世界にいきている私と気づかさせてくれます。
そんな冬に向かっていく「秋」はさびしさを感じる方も多いのですが、散る直前が一番美しい紅色の葉を見ると、いつ終わりを遂げるかわからない自分の人生もそうであればと願いつつ過ごすこの時期です。日々深まりゆく秋の景色を、楽しませていただきたいと思います。
お隣の江別小学校は元々眞願寺と地続きでした。この一帯を萩が丘といい樹木の多いところです。その敷地内の木々も紅葉が始まったようです。特に今日はカエデがきれいに染まっていました。ちょうど休み時間だったのか、子ども達も元気に走り間わっていました。
各御寺院ではそれぞれに報恩講が修行されています。12日より16日は本願寺札幌別院の報恩講でした。今年は三座出勤の出勤のご縁をいただきました。当寺からは婦人会の役員の方々も参拝いただき、法務員の竹澤氏も初めての別院出勤のご縁をいただきました。
今日17日は札幌南区の寶流寺様の報恩講、そして明日からは栗沢の報恩寺様の報恩講と20日には大遠忌法要が修行されるなど、各御寺院でも11月まで大きな行事が続きます。
そんな中、悲しいご縁も重なってしまいました。親戚になる旭川の慶誠寺様御住職が御往生され、寺葬が行われます。慶誠寺様は、9月11日に開基120年慶讃法要、宗祖親鸞聖人750回大遠忌法要が行われ、私も出勤させていただきましたが、その折りにはご住職様も車いすではありましたがお参りされお喜びになっておられましたが、残念なことです。こころよりご遺徳を偲びつつお参りさせていただきたいと思います。
秋の深まりゆく中、寒い日も多くなるでしょう。どうがお体大事にされ、お念仏御相続されますよう念じ申し上げます。