眞願寺の重要法要のひとつである親鸞聖人のお誕生をお祝いする、宗祖降誕会と初参式が4月20日(日)に行われました。
春の日ざしをいっぱいに受け、雪どけの進む境内では、雪割草やフクジュソウがきれいに咲き始めています。朝9時より総代さんや壮年会有志の方々のご奉仕により、法要の準備が行われました。山門・本堂・玄関の幕張りや、仏旗の掲揚などをはじめ、厨房には婦人会役員皆様が集い、お斎の準備が始まりました。
午前11時より本年度初参式が行われ、3名の新生児が受式されました。式中、鳴き声や走り回る子(受式者のお姉ちゃん)もいて、終始にぎやかでした。初参式はこうでなければなりませんね。式章をかけ、ご両親ご家族ご一緒にお焼香され、仏祖に慶びのご報告をされ、皆さんとご一緒に手を合わさせていただきました。悲しいご縁も経験された中でいのちを授かり、慶びの中で参加いただいた方もありました。いのちの尊さに感謝しつつ、ほとけの子として、精一杯生きぬいてほしいと願うばかりです。おめでとうございました。
初参式が終わり、受式者の方々とご一緒に広間でお斎をいただき、午後1時より降誕会が始まりました。親鸞聖人は承安3年(1173)の5月21日、京都の日野でお生まれになりました。本山では5月20日21日に行われていますが、眞願寺では4月の第3ないし第4日曜日に行われています。ご法要は正信偈を皆さんとご一緒にお勤めさせていただきました。この日も70名以上の参詣で、お陰様で賑々しくお祝いのご法要をお勤めしました。
法要後、御講師の山本徹浄師による御堂コンサートが行われ、ご本堂に響き渡るすばらしい歌を披露していただきました。毎年有りがたいことです。
休憩をはさみご法話もいただきました。自分の生涯を春夏秋冬にたとえ、わかりやすくお話しをいただきました。
今年も春の行事は3月の16日親鸞聖人御命日法座にはじまり、春のお彼岸四日間、4月3日~5日の団体参拝旅行があり、8日にはおしゃかさまのはなまつり、12日に清掃奉仕で皆さんにご協力いただき、14日より三日間は春の永代経、そして20日の初参式・降誕会と続きました。今年行われている眞願寺スタンプラリーも、2ヶ月すべてに参拝されればスタンプが10ヶになります。まだまだ雪深い境内で始まった春の行事でしたが、まもなくチュウリップも花咲くことでしょう。お寺に参りつつあたたかくなってゆく季節の移り変わりを感じつつ、皆様とお念仏申させていただきました。
5月は2日に10時よりふてペン教室・13時より常例法座と婦人会の行事があります。16日は10時より住職講座として仏花のいけかた・13時よりご命日法座もございます。どうぞ皆さんご参詣下さい。