21日の春分の日、彼岸会も最終日を迎え、朝早くから婦人会の方々と壮年会の方々のご奉仕がはじまりました。これも彼岸会の恒例となっています『なごみ食堂』の準備です。壮年会の皆さんも普段は縁の遠いい方も多いことでしょう。エプロンかけて、準備OKということろです。
厨房でも婦人会の方々が手慣れた包丁さばきを見せていただき、11時半の開始時間を待つばかりとなっていました。
時間になると、早々より楽しみにされていた御門徒の方々が、次々と会場においでになります。接待係は壮年会の皆さん。席にご案内して、「うどんと蕎麦、どちらにしますか?」と注文を受けて、厨房へ行き「蕎麦2丁お願いしまーす」と声をかけられます。
そして「はーい!」と婦人会の方々が、手際よく約1分で作り、お盆で運ぶのは壮年会の方。
「はい、おまちどおさんです!」という感じで、皆さんご奉仕いただきました。お陰でいただいた方々はもちろん笑顔で「おいしかったー!ご馳走様!」とご挨拶です。
さて、ご本堂には法要30分前にもかかわらず、もう半分以上の椅子が埋まっていました。満堂まちがいなしでです。総代さんが心配そうに追加して並べる椅子を用意してくださいっていました。ご法要20分前にはほぼ満堂となり、法要前の前座として、御幸法務員さんが、法要の意義と流れについて説明されていました。けっこう知っているようで知らない言葉も多いようですね。
まもなく法要がはじまる合図である外陣廊下にある大太鼓が総代さんによって響き渡りました。
1時からのご法要、導師住職の登禮盤にはじまり、満堂のご本堂皆さんご一緒に「しんじんのうた」をお勤めしました。約220名の参詣者が一緒にお唱えするおつとめは、大合唱となり、素晴らしいですね。
引き続きの法話は住職が担当し、寺報響37号の巻頭文より、「エンディングノートと葬儀、あなたはどうします?そして遺言は?」というテーマでお話しさせていただきました。皆さん興味深い話だったようで、真剣に聞いていただいたようです。
さてさて、法話も終わり皆さんお待ちかねの「江別第一中学校吹奏楽部による御堂コンサート」がはじまりました。会場の照明も変わり、内陣の極彩色金箔が素晴らしく映える中、2年生の部長さんのご挨拶からはじまりました。
各グループに分かれてアンサンブルで演奏して下さいました。昔なつかしい曲をおりまぜて、金管楽器・木管楽器それぞれの素晴らしさを充分に聞かせて下さいました。
なんと言っても、演奏者と聞いている方々の近さは、手が届くぐらいです。その一生懸命に演奏している姿が、皆さんの心をあたたかくして下さるのでしょうね。
今時の中学生。思春期、いろいろあると思いますが、純朴な姿に場内皆さん感動の中で聞かさせていただきました。
最後は去年と同様全員で合唱してくれました。「夢のかなう場所で」はとてもいい歌ですね。そしてそして、アンコール!これは去年用意していないということだったので、必ず用意しておいて下さい。とお願いしてあったので、今年は二曲も演奏して下さいました。特に最後は会場の皆さんを囲むように、四方から演奏していただき、感動ものでした。
拍手が鳴り止まないどころか、涙が止まらない方もいらっしゃったようです。この子供達から、生きる力をいただいたと、感激の中で話して下さったかたもいました。
ご協力いただいた江別第一中学校の竹田先生・髙間先生、そして38名の生徒さんに心より感謝申し上げます。素晴らしいご縁、ありがとうございました。そして是非来年も。