福島浪江へ 札幌組支援旅行①

投稿日:2014年11月25日

 

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11月18日より20日まで組の取り組みとして行われた支援旅行に参加させていただきました。昨年も同時期に組で行われたときに、眞願寺より総代さん3名と私の4人で参加させていただきましたが、今回も河合弘美さん、萩原建興さんの総代お二人とご一緒に参加させていただきました。(総代のお二人は門徒推進委員です)

DH000008-1一行は野口組長はじめ総勢8名で、仙台空港よりレンタカーで福島の復興支援宗務事務所に入りました。この日は浪江町の常福寺様報恩講がこの事務所の仏間で行われるこになっており、我々も貴寺御法中・門信徒の皆様と参詣させていただきました。法要前先ずは隣接する康善寺様に参拝し、宗務事務所にて報恩講のお斎をいただきました。(札幌組より提供させていただきました。)

宗務事務所と行っても一般の民家をそのまま事務所として使用されており、二間続きの手狭な仏間で、早くからお越しになっていた御門徒の方々と交代でいただきました。午後1時より報恩講のお勤めとなり、廣畑住職の導師のもと、皆様ご一緒に正信偈を唱和させていただきました。

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導師の表白を聞かれながら、涙する御門徒とご一緒に参詣させていただくと、そのお心持ちを感じつつお念仏申させていただきました。参詣された御門徒30名近くの方々のほとんどが、仮設住宅や避難先の遠近各地より参集されたそうです。中には東京の調布よりお越しの方もいらっしゃいました。

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浪江の常福寺様ご本堂とは場所は違えども、ご住職のお導師の元で報恩講に参拝され、なつかしいお寺の風景やお墓、そして自分の家を思い返されつつ、また震災以降三年8ヶ月の年月をふり返りつつ、手を合わされたことでしょう。そんな皆さんと肩をふれ合いつつ、ご一緒にお参り出来たとこ、とても有り難いご縁でした。

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ご法要とご法話が終わり、午後3時半頃より札幌組との交流会が行われました。交通の都合で帰られた方もいらっしゃいましたが、皆さんととても楽しい一時を過ごすことが出来ました。

DH000119『世界に一つだけの腕輪念珠を作りましょう!』と言うことで、皆さんご自分の腕輪念珠を作っていただきました。腕輪の念珠だけに珠も小さく、穴も小さいし、通す糸も細いと言うことで、皆さん「めがねねえか?持ってくりゃよかったな~」や「手震えて穴にはいんないっさ~。」など声が聞こえる中、私たちと手と手を取り合いつつ、笑顔と笑い声の中であっという間の一時間でした。

そして自慢の世界に一つだけの念珠を手に、記念写真。「いやあ~楽しかった。アリガトね~。」「宝物にすっから!」など、喜んでいた笑顔がすてきでした。

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「明日、皆さんのお寺に行って、ご本堂お参りしてお掃除してきますからね。」とお声をかけると、「アリガトウ、ありがとう、すまねえな~。」「うちの墓もあるけど、なかなか行けねえんだ。ありがてえ」と。皆さんの笑顔とその言葉を胸に刻みました。又、北海道や高岡教区より届いた支援物資を手に、又会いましょうね~。是非、北海道においで下さいね~。と家路につかれていきました。

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その日の相馬組の皆さんとの交流会では情報の交換や親睦がはかられました。昨年の交流会ではお互いの組長さんが葬儀のため不在でしたが、今回は我が札幌組長も何とかこの交流会に間に合い、ご一緒することが出来たのも、とてもよかったと思います。そして、「是非皆さんで札幌にお越し下さい。歓迎します。」と野口組長より申し上げ、「是非企画させていただきます」とご返事いただきました。

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