10月も残すところあと四日となりました。20日には例年より早い積雪を札幌で観測し、冬の到来間近という今日です。眞願寺の団体参拝旅行も、皆様のおかげにより素晴らしい四日間となりました。あらためてご報告します。京都は小春日和のようでしたが、江別は寒いですね。
境内の紅葉も染まりゆく中、事務所ではストーブが活躍しています。サクラ・ナナカマド・カエデ・サツキ・・。そしてイチョウなど、風雨にさらされ散りながら、素晴らしいいのちの営みを、見せてくれています。
札幌では日本シリーズ第五戦があるようです。さてさて、大手はどちらのチームが先にかけるのでしょうね。
さて、9月22日彼岸最終日は賑々しく、一日を過ごさせていただきました。朝から婦人会・壮年会の方々がご奉仕いただき、恒例のなごみ食堂で、皆さんにお昼のお斎(昼食)をお手伝いいただきました。
婦人会の皆様は厨房で、壮年会の皆様にはおはこびをお願いしました。とてもありがたくお蕎麦におうどん、おいしく頂きました。小さな子供たちにも人気だったようです。
法要30分前にはご本堂にもたくさんの方が、参集いただいていましたので、法務員の竹澤真哉さんより、「一口法話」をいただきました。ご自坊の松雲寺様のお父様のお話などをふまえて、笑いもありなごやかに聞かさせて頂きました。
午後1時よりご法要が始まり、ご本堂より廊下まであふれるご参詣(180名)を頂く中、皆さんとご一緒に「初夜礼讃」のお勤めをさせていただきました。この度の四日間のあと二日間はお彼岸でははじめて「初夜礼讃」のお勤めをさせていただきました。今年の7月に行われた一般公開御堂コンサートの中で「初夜礼讃の無常偈」をお勤めし、とても良かったというご意見を多数いただき、皆さんとご一緒にお勤めさせていただきました。
音の上がり下がりや節回しなども多く、とても難しいお勤めではありますが、最終日は皆さん大きな声でご一緒にお勤めいただきました。お勤めの後は住職の御文章拝読をお聞き頂きました。
ご法話は四日間とも清水谷篤仁師におひもとき頂きました。最終日は先に御往生されたご自身のお父様のお話をまじえ、受け継がれる子との大切さ、そして法を頂戴することのすばらしさを、わかりやすくお話し頂きました。
また、熊本地震のお話では、予想もし得なかった大地震が起きたときの生々しい経験談や、ご自身のお寺が被災し現在更地となってしまった現実、今後に向かって御門徒が立ち上がって下さった話など、そして「地震の話をすると、そうしても・・・。でも皆さんありがとうございます。」と。最後は涙、涙でした。
ご法話終了後に、眞願寺より「お見舞い金」をお渡ししました。またまた涙。こちらも涙。参拝の皆様も目をうるませながら、皆さんとご一緒に新公寺様の一日も早い復興を心より願いつつ、終了となりました。
さてさて、お待ちかねのバザーがはじまりました。当然のごとく熊本復興支援バザーとなり、坊守が熊本から取り寄せた焼酎はじめ物産をたくさんお求め頂きました。そして恒例の新米「ユメピリカ」はじめタマネギ・ジャガイモ、カボチャなどたくさんのお野菜、ご協力頂いた品々をたくさん飾らさせて頂きました。
お陰様で30分ほどで、ほとんどの品物が完売しました。売上金とこの日にご協力いただいた熊本支援募金、四日間の賽銭をあわせて26万円を熊本教区に送金させていただきました。皆さんの善意、そして何よりも心を寄せていただいた思いは、きっと熊本にも届いたことでしょう。ご協力ありがとうございました。
そして、清水谷篤仁師、はるばる熊本より四日間のご縁、本当にありがとうございました。