浄土真宗本願寺派(西本願寺)では、戦争によって尊いいのちを失われたすべての方がたを追悼し、悲惨な戦争を再び繰り返してはならないという平和への決意を確認するため、1981(昭和56)年から毎年、東京・国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑において、「全戦没者追悼法要」を勤修いたしており、本年、第42回目の法要が行われました。
恒久平和への願いを新たにするため、「平和宣言」を行い、「平和の鐘」を撞きます。「讃佛偈」に「響流十方」とお示しのように、仏の教えが十方に響き渡ることの願いから、寺院において仏法を伝える大切なものとされる鐘の響きと、力強い「平和宣言」によって、平和への誓いと願いを新たにします。今年の総長による「平和宣言」はこちらをご覧ください。
「平和の鐘」は千鳥ヶ淵にあわせて全国の寺院でも同時に撞かれています。昨年に引き続き、眞願寺でも役員さんなどによって平和の鐘が撞かれました。
また、ライブでネット配信された法要もご一緒に参拝され、平和への思いを新たにしました。
宗門関係学校生徒作文
次世代を担う青少年に、本法要の趣旨である平和について考えてもらうため、浄土真宗本願寺派の関係学校から「いのちの尊さ」「非戦・平和の大切さ」をテーマとした作文で全作品のなかから最優秀作文(中学生の部・高校生の部)が選ばれ、表彰式と朗読が行われました。最優秀は中学生の部相愛中学校⻆谷美玖さん、高校生の部、崇徳高等学校水野真希さんでした。とても素晴らしい作文なので是非ご覧ください。